仕事から帰ると、お風呂や夕食準備に追われる日々・・・。帰宅後2~3時間は子どもと過ごせても、バタバタ過ぎるだけで全く触れ合いがないという人もいるでしょう。
優先すべきは「子供との時間」か「仕事」か。
共働き世帯の永遠のテーマです。
そこで今回は、子どもとの時間を増やす方法を5つご紹介!
「時間<密度」を意識すれば、ワーママ、シングルマザー、忙しい人でも子どもとの豊かな時間を確保できます。
この記事には、読んだその日から役立つ情報が目白押し!平日30分でできる知育遊びは必見ですよ!
午前様の夫はなかなか難しいかもしれませんが、30分確保できるなら十分参考になります。子どもとの時間確保に悩んでいる方は、是非続きをお読み下さい!
4時起きワーママの家事育児術はこちらの記事で紹介しています。
ワーママに疲れた..と感じている人への対処法はこちらの記事もチェックしてみてください。
目次
1.ワーママが子どもと過ごす時間はどれくらい?
日本のワーママ達は、「平日どれくらいの時間を子どもと過ごしているのか」見当がつきますか?
(図1:ベネッセ教育総合研究所「幼児期の家庭教育国際調査2018」より抜粋)
こちらの図は、「平日子どもと一緒に過ごす時間」を父親・母親別に示したものです。
ご覧になって分かる通り、日本のワーママは「平日6時間以上」子どもと一緒に過ごしている人が27.6%と最も多く、次いで「4~5時間未満」が20.1%、「3~4時間未満」が16.1%、「2~3時間未満」が15.0%に分布していることが分かります。
また父親に注目してみてみると、平日は「1~2時間未満」または「0分~1時間未満」が、過半数を占めていることが分かります。
パートやフリーランスの母親が「平日6時間以上」と長い傾向にあるようですが、(図表省略)フルタイムで働くママはそうはいきません!平日夜はパパ不在の中、2~3時間をどうにか使ってワンオペ育児をしている人もいるでしょう。
日本のワーママは、なぜこんなにも子どもとの時間が短く少ないのでしょうか?ワーママ達の声を参考に、その原因を改めてみていきましょう。
2.【ワーママに聞いた】子どもとの時間が短い原因
(1)とにかく時間が足りない!
5歳と3歳の兄弟を育てています。フルタイムで働いており、しかも夫の帰りが遅いので平日はほぼワンオペです。
そのため、どうしたって時間がない!毎日朝7時に全員で家を出て、帰宅するのは18時30分。そこから猛スピードで夕食の準備をして食べさせたら、もう19時半を回っています。一息ついてお風呂に入れたら、既に20時半・・・。
21時には寝かせたいので、平日子どもとゆっくり過ごせるのは寝るまでの30分のみです。(37歳フルタイム勤務・5歳&3歳の男の子のママ)
(2)疲れて気力・体力がない
派遣社員として働きながら、3歳の娘を育てています。派遣という立場上、残業は一切なしで17時ピッタリに退社。17時30分には、保育園へお迎えに行く毎日です。
フルタイム勤務のママに比べると、時間に少し余裕がある方だと思うのですが・・・疲れからか?気力・体力が続かず娘に向き合うことができません。
夕食準備は朝済ませているので、18時半には食べ終わります。そこから20時半のお風呂タイムまで2時間は子どもとの時間が持てるのですが、ついスマホをいじったりテレビを見たり、ダラダラ過ごしてしまうんです。
私は高齢出産で娘を生んだので、45歳・・・。更年期特有の症状なのか?とにかく気力と体力が続かない日々が続き、娘に申し訳なく思うことの連続です。(45歳派遣社員・3歳の女の子のママ)
(3)子どもに意識が向かない
金融関係で働きながら、4歳の男の子を育てています。出張や残業が多いため、職場復帰してからは母に頼りっぱなし。保育園のお迎え、習い事の送迎、夕食、入浴、寝かしつけまで、全て実母が担ってくれていたんです。
当時、私の頭の中は仕事のことでいっぱい!早く今の会社で大きな成果をあげたい!と、そればかり考えている日々が続き、子どもに全く意識が向いていませんでした。
そんなある日、息子の保育園の先生から連絡あり、「息子さんは保育園でみんなと一緒に行動できず、嫌なことがあるとすぐに癇癪を起してうずくまる。」、「一度機嫌を損ねると、立ち直るのに1時間以上かかる。」、「友達ともトラブルになりがちで、一人でいることが多い。」と、告げられました。
そこで初めて、「私は何か大変な間違いをしているのでは!?」ということに気付いたんです・・・。思い返してみると、「休日しか息子と一緒にいられない。」という負い目から、生まれてからの4年間ほとんど叱ったことがありません。後ろめたさから、欲しい物は何でも買い与えていました。
あれから半年経ち、私は仕事をセーブ。4年遅れですが、「親」として子どもに向き合おうと精進する日々が続いています。
いかがでしょうか?
フルタイム勤務で、子どもと向き合いたくても時間がないママ。体力&気力が不足し、子どもとの時間が持てないママ。仕事に熱中するあまり、子どもに意識が向かなくなったママ。
それぞれの理由で、「子どもとの時間が減っている」ことが分かりましたね。
次では、ワーママが子どもとの時間を増やすための「5つの方法」をお伝えしていきます!今日からできるものもあるので、早速試してみて下さいね。
ワーママでもサポートできる習い事はこちらの記事で紹介しています。
3.ワーママが子どもとの時間を増やす5つの方法
(1)1日のスケジュールを考えて優先順位をつける
1日24時間という時間は、地球上全ての人間で平等!その限られた時間をうまく使うためには、1日のスケジュールに「優先順位」を付けることが大切です。
「えっ。そんなこともう既にやってるけど!」と思う人もいるかもしれませんが、1日に何にどれくらいの時間を取られているか?「可視化」して優先順位を付けたことがありますか?
今日は「〇〇が1番重要な予定」と把握できていても、その他の用事にどれだけの時間を取られているかは、意外と分からないもの。まずは1日の終わりに今日あった出来事を紙に書きだすことから始めましょう!
①夜、1日の出来事を細かく書き出し、どれ位時間がかかった把握する。
②「意味のない時間」がどれほどあったのか?計算してみる。
③「意味のない時間」を「子どもとの時間」に置き替えられるか考える
この3ステップを意識してみましょう。
ただこの作業をする時、真面目なママほど「〇〇も大事だし、△△も必要な時間。一体どこを削ればいいの!?」と全部をこなそうとしてしまいます。
例えば、「ここ数日は子どもの風邪で仕事が思うように進まなかった。だから、これからの3日間は仕事、特に〇〇の打合せの資料作りを優先しよう。」という具合に、場合によっては子どもの優先順位を下げるのも悪いことではありませんよ。
(2)「無駄な時間」と「貴重な時間」を考える
「1日のスケジュールを考えて優先順位をつける」にも共通する話ですが、自分にとっての「無駄」と「貴重」とは一体何なのか?突き詰めて考えてみましょう。
例えば、「スマホを見る時間」は多くの人が「無駄」と決めつけてしまいがちですが、本当にそうでしょうか?
一口に「スマホを見る時間」と言っても、
・ダラダラ当てもなく見る
・目的を持って何かを調べる
・ダラダラ見てはいるものの自己投資の時間になっている
など、様々なパターンがあると思います。
「ママが子どもの前でスマホをみるなんて!」という風潮がありますが、自分だけのリラックス時間は貴重です。また、活力に繋がる時間にもなるでしょう。
自分にとって必要ならそれは「無駄」ではありません。スマホに限らず、「趣味」や「生きがい」の時間が世間一般で「無駄」と思われる時間だったとしても、自分自身が必要と思うなら無くさないようにしましょう。
(3)他人の意見を聞き入れ過ぎない
ワーママが他人の意見を聞き入れすぎると、すぐに生活が立ち行かなくなってしまいます。
例えば、専業主婦の「うちは食事に冷凍食品は出さない。」という一言を聞いただけで胸が締め付けられ、「私も使わない方がいいよね!もうやめよう!」とすぐに自分軸を変えてしまう人がいます。
実はこれ、ワーママにとっては赤信号!生活環境が全く違う人の意見に左右されるのは、ストレスが溜まるだけ!正直言って無駄なことです。
・保育園に長時間預けるなんて可哀そう・・・。
・時短勤務にして子どもとの時間をつくったら?
・まだ〇〇ができないのは、ママといる時間が短いからじゃない?
など、色々言ってくる人もいるでしょう。
しかし、このような意見はあくまで言ってきた人の考えや生活環境に合うもので、ワーママに当てはまる可能性はかなり低いです。
他人の意見は聞き入れすぎず、「自身の置かれた環境でどうすれば子どもとの時間が確保できるか?」を、冷静に考えることも大切です。
(4)子どもとの時間は「〇〇しながら」でも大丈夫
子どもとの時間は、必ずしも「子ども専用時間」として確保する必要はありません。共働き世帯でワンオペの場合は、ほとんどのママが何かしながら子供に付き合っているでしょう。
・お風呂でしりとり
・キッチンで簡単な手伝い
・ママと一緒に洗濯畳み
など、子どもとの時間は「何かしながら」でも案外確保できるもの!しかも、そんなママとの時間が大好き!という子も多いので、是非試してみて下さいね。
(5)転職をする
ズバリ!今子供との時間が取れない原因は、「仕事との兼ね合い」がほとんど。
勤務形態別ワーママ一日のスケジュールはこちらの記事で紹介しています。
勤務時間を中心に、通勤時間、保育園の送迎時間などとにかく「時間」がかかり、家庭時間が奪われてしまいます。
独身時代は、時間的に余裕があるため、問題ではなかった「時間の使い方」が子育てが始まると大問題!密度が大事とはいえ、通勤時間が大幅にかかる、残業が多いなど物理的にどうしようもないところがネックになっている場合は、転職が手っ取り早い解決になる場合もあります。
しかし、「今の働き方に不満がある。でも、現状を変える勇気がない」と、転職に足踏みするママは多いです。子どもを抱えて働いている今、軽い気持ちで転職を決意するのは簡単なことではありませんよね。
しかし、時短勤務、契約社員、派遣社員、在宅勤務、フリーランスなど、正社員に限らず、今ママ達の働き方は無限に広がっています!
特に、「時短正社員」はワーママにおすすめの働き方。厚生労働省では「時短正社員」を以下のように定めています。
短時間正社員とは
○ 短時間正社員とは、他の正規型のフルタイムの労働者(※)と比較し、その所定労働時間(所定労働日数)が短い正規型の労働者であって、次のいずれにも該当する者である。
① 期間の定めのない労働契約を締結している者
② 時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同一事業所に雇用される同種のフルタイ
ムの正規型の労働者と同等である者
※正規型のフルタイムの労働者:1日の所定労働時間が8時間程度で週5日勤務を基本とする、正規型の労働者
※企業内において、このような働き方を就業規則等に制度化することを指して、「短時間正社員制度」と呼んでいる。
引用:厚生労働省HP
「時短正社員」は、子育てや介護のために一時的に利用しているケースは多いですが、世の中には子供の年齢に関わらず、「時短正社員」として永続的に雇用されている方もいます。
次に紹介する「リアルミーキャリア」は、ワーママ向けの時短求人に特化した転職エージェント。
リアルミーキャリアには、【育児をしながら働ける求人】しかありません。
特に「時短正社員」の求人は他に類を見ないほど豊富。
これは、リアルミーキャリアの企業努力の賜物。各企業にお願いし、地道に時短正社員求人を開拓してくれているお陰です。
他の転職サイトに比べて求人数は少ないですが、大手転職サイトにはない時短求人が見つかると評判。また、時短でも経験重視やハイキャリア向けなど年収を落とさない求人も取り扱いがあります。
こうしたワーママの受け入れ態勢が出来ている職場に転職するのは長期的に見てもおすすめ。
ワーママ受け入れの風土は、ところ変われば一転します。多様な働き方を受け入れてくれる企業や職場は、5年後10年後考えた時にも、子供の成長とともに働き方をシフトしたいワーママには最適でしょう。
そのほか、育児中のアドバイザーが無料で相談にのってくれるので、登録して損はありません。
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リアルミーキャリアについては、こちらで詳しくご紹介しています。
4.子どもとの触れ合いは「時間」より「密度」!
さて、子どもとの時間を確保する方法を5つご紹介しましたが、「どんなに工夫してもこれ以上時間は確保できない!」という人もいるでしょう。
でも、悲観することはありません。子どもと触れ合う時間は、「長ければ長いほど良い」というわけではないのです。
(amazon:七田厚・澤谷鑛「この「魔法のメガネ」で、子どもの心が見えてくる」)
七田式教育で有名な七田厚氏と、心理カウンセラーの澤谷鑛氏の共著「この「魔法のメガネ」で、子どもの心が見えてくる」では、限られた時間の中で子どもと良い関係を育むには、「時間より密度が大切」だとハッキリ記されています。
時間がない平日は抱きしめる、コチョコチョをしてじゃれ合うなど、スキンシップを取ることで、親子の信頼関係を作ればそれだけで十分!時間がある休日に、たっぷり子どもと関われば良いのです。
小学生になると、スキンシップを嫌がる時期もくるでしょう。そんな時には、子どもの目線に合わせてじっくり話を聞いてあげましょう。「今日の〇〇は楽しかった?」など、たわいもない会話でも「ママは自分のことを気にかけてくれているんだ!」と思い、子どもが安心します。
次では、平日30分で子どもと濃密な時間が過ごせる方法を、7つご紹介していきます。
5.ワーママ必見!平日30分でできる知育遊び7選
ここでは、30分あれば毎日の子供との時間が実り豊かになる知育遊びをご紹介します。
一生のうち、子供と過ごせる時間はほんのわずかです。あとから後悔しないためにも、この30分の積み重ねが後々大きな宝物になりますよ。
なお、ほとんどお金はかからないので、気軽に試してみてください。
(1)絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせはワーママでも気軽にできる取り組みの一つですが、簡単だからと言って侮ることなかれ!
・言葉や文字の理解が進む
・情緒の安定を促す
・感情が豊かになる
・読書習慣が身に付く
など、沢山の良い影響を与えてくれるのです。
またそればかりか、絵本の読み聞かせは「親」に対しても良いこと尽くし!
膝の上で子どもの匂いを感じながら読み聞かせしている時、ママの脳内には「愛情ホルモン=オキシトシン」が分泌されています。これによりママのイライラは軽減され、我が子への強い愛情を感じることができるのです。
(2)かるた大会
夕食後のひと時に、家族みんなでかるた大会を開催してみましょう!
最近のかるたは種類も豊富。ひらがなかるた、都道府県かるた、ことわざかるたなど、バラエティ豊かに楽しめます。
我が家でも4種類ほどのかるたで遊んでいますが、4歳の息子がいつの間にか沢山の知識を覚えていて驚きました!都道府県に関しては、形を見ただけで名称が言えるまでになりましたよ。
(3)お絵かき
子どもはお絵かきが大好き!絵を描くことはとてもクリエイティブな作業で、子どもの感性や五感を刺激します。
「まだ1歳で上手に描けない・・・。」と不安に思う人もいるかもしれませんが、是非早めにクレヨンを握らせてあげて下さい!
クレヨンを持つことは、
・手先の巧緻性
・握力
・運筆の前段階の練習
にピッタリです。
画用紙にワーッと殴り描きをするだけでも効果があるので、是非試してみて下さいね。
こちらのクレヨン(ベビーコロール)は力が弱い赤ちゃんでも簡単に持てるので、クレヨンデビューにおすすめです。
(4)知育プリント
今や、小学校入学前には、ひらがな・カタカナ・簡単な足し算・引き算ができて当たり前の時代。
何も習い事をさせてない!と焦るワーママもいるかもしれませんが、幼児の段階での基礎学力育成には「知育プリント」が役立ちます。
七田式プリントやちびむすドリルは、30分以内でサッとできる内容なので、平日夜の学習にピッタリ。特にちびむすドリルは「無料」でダウンロードできるので、是非試してみて下さいね!
(5)日本地図・世界地図
日本地図や世界地図のポスターを一緒に眺めたり、パズルで遊んだりするのもおすすめです!
「日本地図や世界地図を、幼児期から覚える必要なんてあるの?」と感じる人もいるかもしれませんが、これが後々役立つ時がくるんです!
特に中学受験をする場合、塾では4年生から社会の授業が始まります。その時に初めて日本地図や世界地図を見る子と、幼少期から見続けている子では、知識の量に圧倒的な差が生じます。
「覚えさせよう!」と必死になる必要はないので、親子で楽しみながら地図に触れてみてはいかがでしょうか?
(6)ごっこ遊び
何かに見立てたり、何かになったつもりで遊ぶ「ごっこ遊び」は、子どもの想像力を掻き立てます。
男の子なら戦隊ものの敵役に、女の子ならお母さんごっこの子ども役になると盛り上がるので、是非一緒に遊んであげましょう。
(7)工作
お子様と一緒に工作を楽しむのもおすすめです。
・手先の巧緻性
・創造力
・ひらめき
など、工作は右脳を育むのに効果的!のり・ハサミ・テープなど沢山の道具を使う良い機会にもなるので、親子一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
特別な材料がなくても、段ボールやお菓子の箱などで十分楽しめますよ。
ワーママでも子供との時間をあきらめずに
環境を整えたり、知育を取り入れることで子供との時間を確保する方法を紹介しました。
それでも、今の働き方に迷ったら、なるべく早く行動を起こすことをおすすめします。
もし今の生活を変えるヒントが欲しい場合、まず「自分が本当にしたい生き方」を見つける相談をプロにしてみるのもおすすめです。
「ポジウィルキャリア」の45分無料相談では、自分が本当に大切にしたいことをこれまでの経歴から見つける簡単なカウンセリング相談会を受けられます!
価値観の整理ができるコーチング「ポジウィルキャリア」とは
ポジウィルキャリアでは、今の状態や過去の経験、その時の心情から、あなたが生きる上で大切にしていることを浮き彫りにしてくれます。
バリキャリだと自覚していたママが、心の底では子供との時間を大切にしたいと思っていたいり、その逆もしかり。
価値観を浮き彫りにしてから、転職のアドバイス含め本当にあなたに必要なことをアドバイスしてくれます。お試しで45分無料相談が使えるので、まずは無料相談がおすすめです。
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