#キャリア 2021/06/29

ワーママでも習い事はさせられる!働く教育ママが7つの秘訣教えます

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「ワーママだから習い事はさせられない・・・。」そう漠然と思っている人もいるかもしれませんが、ちょっと待って下さい!

ワーママでも習い事はさせられます!成果を出すこともできます!

今回は、これまで子どもに7つの習い事を経験させた、自称「働く教育ママ」の私が、ワーママが習い事をさせる際の「7つの秘訣」を伝授。

ありふれたハウツーではなく、経験者だからこそ分かる厳しい意見もあえてお話しています。

この記事を読めば、ワーママの強みを活かした習い事のさせ方が分かるはず!「そろそろ習い事をさせたいな。」と考える、全てのワーママさんに読んで頂きたいページです。

1.子どもの習い事の現状

現代の子ども達は、どんな習い事をいつ頃始めているのか?株式会社イオレのデータを参考に、客観的にみていきましょう。

(1)習い事を始める時期は「小学校入学まで」が6割以上!

まずは、子どもが習い事を始める時期についてみていきましょう。


(図1:株式会社イオレのインターネット調査をもとに独自作成)

株式会社イオレのインターネット調査によると、習い事始めた年齢で1番多いのは「5歳」、続いて「4歳」、「3歳」という順になっており、67.3%の子どもが小学校入学前までに習い事をスタートしていることが分かっています!

「まだ5歳だし、習い事なんてまだ先の話かなぁ。」と思っているワーママも多いかもしれませんが、多くの子が幼稚園・保育園時代に習い事を開始しているのが現状です。

(2)人気の習い事は「女子=音楽」・「男子=水泳」

続いて、子どもに人気の習い事を男女別にみていきましょう。

(図2:厚生労働省「第5回21世紀出生児縦断調査結果の概況」より抜粋)

厚生労働省「第5回21世紀出生児縦断調査結果の概況」によると、性別にみた習い事の種類は、

・女子:1位音楽(ピアノなど)・2位水泳・3位英語
・ 男子:1位水泳・2位英語・3位その他

という結果になっています。

男女共に「英語」がランクインしているのは、多様化する国際化社会や小学校の英語教育必修化の影響が大きいのかもしれませんね。

いかがでしょうか?

・えっ!?5歳までに習い事を始めている子がこんなに多いなんて、正直ビックリ!
・ 女子の1位は音楽系・・・。私は働いているから、家で練習する時間なんてないなぁ。

と、正直焦っているワーママもいるのでは?「ワーママは習い事に不利なのかも・・・。」と不安に思っている人もいるでしょう。

そこで次では、専業主婦とワーママの習い事事情を、両者のスケジュールを比較してみていきましょう!

2.習い事はワーママより専業主婦が有利!?

(1)5歳&3歳の子を持つ専業主婦Aさんの習い事スケジュール

5歳の男の子と3歳の女の子を持つ専業主婦のAさんは、沢山の習い事を子ども達にさせています。
お兄ちゃんは水泳と算盤と幼児教室、妹はピアノと幼児教室を習っているため、Aさんの毎日は大忙し。

一体どんなスケジュールをこなしているのか、Aさんにお話しをうかがってみました。

息子が3つ、娘が2つの習い事をしているので、火曜日以外は子ども達の習い事でスケジュールがパンパンですが、連れていくだけなのでさほど負担ではありません。(娘のピアノは家での練習が必要ですが、まだ簡単なので楽です。)

むしろ大変なのは、習い事に付随する日々の家庭学習!

幼児教室はたっぷり宿題が出ますし、それ以外にも「●●を家庭でした方がいいですよ。」などアドバイスも盛沢山。他のお母さん達がこぞって教材を買っているのを見ると、「うちも買わなきゃ・・・。」と焦るんです。周りに遅れをとらないためにも、平日は極力「幼児教室の宿題足+知育遊び」を行っています。

また、息子の算盤には検定試験があるので、合格に向けて親のサポートは不可欠。先生任せでもいいのかもしれませんが、受けるからには不合格になってほしくないので必死に教えています。

ちなみに、15時以降を全て子ども達に捧げるために、午前中に掃除洗濯夕食の準備を全て終わらせます。そうしないと、このスケジュールはこなせません。

いかがでしょうか?

ワーママからすると「こんなに子どもに時間をかけている人っているの!?」と驚くかもしれませんが、いわゆる「意識高い系の幼児教室」にいくと、Aさんのようなママがスタンダード。むしろ、もっと沢山の習い事をさせている人も珍しくありません。

(2)5歳の子を持つフルタイムワーママBさんの習い事スケジュール

続いて、5歳の男の子を持つフルタイムワーママ、Bさんのお話をうかがってみましょう!

私はフルタイムで働いているので、平日に習い事を入れるのは不可能。そのため、土曜日に習い事を集中させています。朝10時に幼児教室に行って、昼は一旦帰宅。午後は13時から水泳に通うスケジュールです。

土曜の幼児教室はワーママばかりでワイワイ楽しい雰囲気なのですが、ある日たまたま休みがあったので平日の振替授業を受けたんです。そして衝撃を受けました・・・。平日の午後ということで、来ているのはほとんど専業主婦の方。そのお子さん達が、「え?本当にうちの息子と同じ歳ですか・・・?」と聞きたくなるほど優秀なんです。

カードの暗唱は30枚くらいスラスラ。大きな算盤のコマも瞬時に「〇個!」と答えてる・・・。足し算や引き算もスラスラできるし、「同じ教室に通っているのに、何で!?」と泣きそうになりました。

うちの場合平日夜は絵本の読み聞かせくらいしかできてないし、そういえば土曜クラスでは宿題はしてもしなくても良い雰囲気だったし・・・。と、色々考えてしまいました。よその子と比べない方が良いのは分かっていますが、同じ教室にいるとどうしても比較してしまいます。

(3)ワーママが習い事に不利な理由

ここまで読んでいただき、どのような感想を持たれましたか?

ワーママと専業主婦のスケジュールを見比べてみると分かる通り、専業主婦は「子どもにかけられる時間」が絶対的に多いです!フルタイムワーママがこのスケジュールを真似することは、物理的に不可能ですよね。

「専業主婦でもワーママでも、習い事に有利不利はない!」という結末を願っていた人もいるかもしれませんが・・・残念ながら習い事は専業主婦の方が圧倒的に有利なのです。

しかし!だからと言って諦める必要はありません。ワーママの強みを活かして、習い事で成果を出す方法があります!

次では、ライターとして働きながら、2人の子に7つの習い事を経験させた筆者が、ワーママでも習い事で成果が出せる「7つの秘訣」をお伝えします。

3.ワーママでも成果が出せる!習い事がうまくいく7つの秘訣

ワーママが習い事で満足いく成果を出すにはどうすればいいのか!?その極意をお伝えします。

(1)幼いうちの子どもの意志は関係ない!?

まず、「習い事は子どもの意志で決める」という考えは捨てましょう。

小学校入学前の幼児が言う、「〇〇が習いたい!」は正直あてになりません。幼児がどれほど習い事について知っているのでしょうか?ほとんど分かっていないはずです。きっと保育園などで話を聞いて「習いたい!」と言っているだけなので、その言葉を鵜呑みにする必要はありません。

そのため、「子どもがやりたがる習い事が、送迎が難しいものばかりでどうしよう・・・。」なんていう悩みは無駄!
ママ自身が「やれる&やらせたい&やる価値がある」と考える習い事をさせればOKです。

ただし、子どもが習い事を「やめたい!」と言い出した時には注意が必要。何が嫌なのかじっくり聞き出し、対処することが大切です。

(2)平日は諦め土日を活用

ワーママが平日に習い事をするのは、正直厳しいですよね。このような場合は、Bさんのように土日に割り切って習い事を入れましょう。

その際に注意して欲しいのは、子どもの体調です。平日5日間は保育園、土曜は習い事を2~3個こなすというのは、子どもにとってハードスケジュール!子どもの様子に注意を払い、疲れている時には無理せず休ませるなど、調整しながらこなしましょう。

(3)送迎はサービスをフル活用!

送迎が厳しい場合は、各種サービスをフル活用しましょう。

・子育てタクシー:一般社団法人全国子育てタクシー協会
・ベビーシッター:キッズライン
・ファミリーサポート:一般社団法人女性労働協会
・家事代行:ベアーズ

など、子ども向けの送迎サービスが充実してきています!

子育てタクシーはもちろん、家事代行などでも子どもの送迎を請け負ってくれる場合が多いため、送迎に困った時には利用してみましょう。

また、はじめから「送迎付きの習い事」に絞って選ぶのも一つの方法。水泳などはもちろん、最近では学習塾や英会話教室などでも送迎可能なケースが増えていますよ。

(4)マイナーな習い事をあえて攻める

「ピアノをしている子が多いからうちの子にもさせたいけど、練習に付き合う時間がないなぁ・・・。」と、「みんなと同じ習い事をさせられないこと」に悩んでいる人はいませんか?

でも、そんな理由で悩むのは勿体ないです!

ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。皆がしている習い事には、果たして本当に価値があるのでしょうか?皆がしているということは、「独自性」や「希少価値」が出にくいという考え方もあります。

・プログラミング
・ボルダリング
・ゴルフ
・アイスホッケー
・日本舞踊

などは、珍しいうえに自宅での練習がほぼ不要な物ばかり。時間や送迎の問題さえ解決できれば、ワーママでも通えそうですね。

(5)極める習い事を決めたら資金を投入せよ!

仕事・家事・育児で時間がないワーママは、複数の習い事に手を出すのは向いていません。是非お子様の「得意」や「好き」を見極め、「一点集中」で習い事を極めましょう。

例えば、通信教育などをしてみて「この子は数字に強そう!」と思ったなら、算数教室などに通わせてみることです。算数教室には当然「算数が得意な子」が集まっていますから、さらなるレベルアップが狙えます。

さらに、そこで成果を出すために「資金」を惜しまず投入しましょう!これは、お金に余裕のある共働き世帯だからこそなせる技です。

(6)「家でやらせる」は必ずしも正解ではない

「習い事に行く時間がないから、親自身で教えよう!」という人がいるかもしれませんが、あまりおすすめできません。

・子に対する親の遠慮がなくなる(客観的な目線で指導ができない)
・そのせいで子どものやる気や緊張感が下がる

という悪循環にはまってしまいます。

子どものやる気を出すには、感情的に叱ったり人と比べたりするのはご法度。分かっていても、これがなかなか難しいんです!しかも、ワーママはいつも時間に追われています。そして疲れています。そんな状態では、冷静に対処できるはずがありませんよね。

「自分でも教えられそう!」という習い事があっても、教室に通う方が無難でしょう。

(7)勉強系の習い事!「これでいっか・・・。」で決めるのはNG

「みんながしているから、これで賢くなるはず!」と、メジャーな勉強系の習い事を妄信している人はいませんか?

確かに、人気の勉強系の習い事で「基礎学力」はつくかもしれません。しかし、それがあなたの期待しているレベルかどうかは分かりません。

・中学受験を考えている
・平均より高い学力を養いたい

このようなワーママは、きちんとリサーチして勉強系の習い事を決めるべきです。

特に、最近の中学受験は「難化」と「対策の早期化」が顕著。中学受験塾に入塾する以前の過ごし方が合否を決める!という教育者もいるほどです。忙しいワーママだからこそ、「こんなはずじゃなかった!」と慌てず済むよう、早め早めの対策をしましょう。

高い基礎学力を養うハマキッズピグマリオンなどにも、サポート万全の通信教育がありますよ!

4.ワーママに向いている習い事&不向きな習い事

最後に、ワーママに向いている習い事&不向きな習い事をご紹介します。

(1)ワーママに向いている習い事

①水泳

水泳は土日のクラスが充実しているうえ、ベビークラス以外は付き添い不要。親にとっては1時間の自由時間ができるため、資格取得の勉強などをするワーママもいますよ。

②公文

公文は自主学習を何より大事にしているため、サポートする時間が少ないワーママ向き!最初の頃は親の手伝いが必要ですが、慣れれば学童で学習を終わらせる子もいます。個人に合わせた「ちょうどの学習」を取り入れているのも、子どもが嫌がらずに取り組める秘訣です。着実に基礎学力を育みたい人におすすめ。

③オンライン英会話

オンライン英会話は、隙間時間でネイティブのレッスンが受講できます。親が食後の片付けをしている間などを、有効活用できるのが強みです!

④算盤

計算力を育みたい人には、算盤もおすすめです。教室が小学校の近くに点在していることが多いため、一人で通いやすいのも大きなメリット。

⑤通信教育

時間がないワーママにとって、家で学べる通信教育はうってつけ。最近の通信教育は非常によくできており、中でもタブレット端末を使用した「スマイルゼミ」は、学習支援ソフトの開発会社が手掛けたとあり、高い評価を受けています。

⑥体操

水泳と同じく、体操も見学不要なケースが多いです。送迎バスが充実しているのもワーママ向き!運動好きで体力が有り余るお子様に。

⑦プログラミング教室

ロボット作りやゲーム作成など、ハマる子は物凄く夢中になるプログラミング教室。ママが教える必要なんて一切ないので、教室任せでOK!土曜日の2時間クラスなどに通わせれば、ママの休息時間にもなりますね。

(2)ワーママに不向きな習い事

①楽器系

楽器系の習い事は、家で練習したことを先生に披露して指導を受けるのがメイン。そのため、日々の練習が欠かせません。毎日時間に追われているワーママには、かなり不向きと言えるでしょう。

②意識高い系の幼児教室・小学校受験教室

意識高い系の幼児教室や小学校受験教室は、そもそも専業主婦であることが前提でレッスンスケジュールが組まれていることが多いです。中には果敢に挑むワーママもいますが、家庭学習量の絶対的な差に打ちひしがれる人多数。ワーママで小学校受験を検討するなら、それ相応の覚悟が必要です。

③バレエ

バレエ教室は親の出番が多いことで有名。発表会前の衣装調節やチケット販売など、ワーママには負担が大きいことが多いです。ただし、地域の公民館などで行われているバレエ教室は、親の出番があまりないカジュアルなものが多いようです。

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