小学校の英語教育必修化が始まり、「子どもへの英語教育は不可欠!」と感じている親は大勢います。
しかし、【英語教育を一体いつから始まるべきなのか?】答えが出せないでいる人も でしょう。
そこで今回は、早期英語教育のメリット・デメリットを大解剖!忙しいワーママでも楽にできる「おうちえいご」や、英検・英検Jr.の情報もお届けします。
英語の耳や口を鍛えるには、幼児期からの英語教育が大切です!「英語嫌い」を防ぐためにも、小さいうちから楽しく英語を学びませんか?
おすすめオンラインこども英会話8選はこちらの記事で紹介しています。
ワーママでもさせられる子供の習い事についてはこちらの記事で紹介しています。
目次
1.英語教育はいつからするべき?
英語教育はいつからすべきか?
など、人により様々な考え方がありますが、英語教育は早いに越したことはありません!
実は、幼児期は急速に言語を習得できる時期と言われており、特に、赤ちゃんの耳は大変優れていることが分かっています。
・新生児は20~20,000Hz(ヘルツ)までの幅広い範囲の音を聞くことができる
・対して大人(40代)は、13,000Hz程度までが限度
いかがでしょうか?寝転がって泣くことしかできない赤ちゃんですが、耳は大人よりも優れていることが分かりますね。
それに加え、【英語と日本語の周波数の違い】も知っておいて欲しいポイントです!
ご覧のように、日本語と英語では周波数が全く異なります。そのため、生まれてから日本語しか聞いたことのない子は、英語の高い周波数を聞き取ることが難しくなってしまうのです。
せっかく優れた耳を持って生まれてくる赤ちゃん。どうせなら、幼い頃から日本語と英語の両方に触れられる環境を作ってあげましょう!
ただし、早期英語教育にはプラス面だけでなくマイナス面があるのも事実。我が子に0歳から英語教育を行った筆者が感じた、早期英語教育のメリット・デメリットを、次で詳しくご紹介していきます。
2.【体験談:0歳からの英語教育で感じた!】早期英語教育のメリット・デメリット
私は2人の子どもに0歳から英語教育を施し、上の子は5歳で英検3級に合格することができました。(下の子は現在挑戦中)この経験を踏まえ、早期英語教育のメリット・デメリットを詳しくお伝えしていきます。
(1)早期英語教育のメリット
①自然な流れで英語が学べる
早期英語教育の1番のメリットは、日本語を覚えるのと同じ過程を経て「自然」に英語を習得できるという点です。
赤ちゃんは【聞く➡話す➡読む➡書く】という過程を経て日本語をマスターしていきますが、幼い頃から英語教育をしていると、これとまったく同じ順序で英語力を育むことができるのです。
長らく、日本の英語教育は【聞く➡話す➡読む➡書く】という順序がバラバラになったままでした。中学生になって初めて英語を学ぶのに、いきなり文法やライティングが始まる。これでは、英語が話せるようになるはずがありません…。
②乳幼児期は語学を学ぶのに適している
先にお話したように、乳幼児期は語学を学ぶのに大変適した時期です。「耳がすぐれているうちに」というお話をしましたが、もう一つ知っておいて欲しいのが「英語学習の臨界期」についてです。
実は、【言葉を習得する能力は10歳過ぎから一気に落ちる】という研究結果があり、日本人が本格的に英語を学び始める中学1年生では、英語学習のスタートとしては遅いのです。(2020年より「新学習指導要領」に基づき小学校3年生から英語教育開始)
③英語を楽しみながら学べる
乳幼児期は「英語を学ぶ」というより、「英語で遊ぶ」という感覚に近いものがあります。
英語は「勉強させられるもの」ではなく「楽しむもの」。そんな雰囲気の中で英語が学べるので、子どもはどんどん英語好きに!「英語嫌い防止」の観点からも、早期英語教育はプラスに働くと言えるでしょう。
(2)早期英語教育のデメリット
①それなりにお金が掛かる
早期英語教育には、それなりにお金が掛かります。
ママがバイリンガルなら話は別かもしれませんが、私は受験英語一辺倒で英会話は全くダメ…。DVDや絵本などの英語教材、英会話教室などには、どうしてもお金が掛かりました。
②継続しなければ忘れる
早期英語教育最大の悩み、それは【英語は継続しなければすぐに忘れる】ということです!これは本当に切実な問題で、小学校に入学すると途端に「英語」ではなく「日本語」が入ってきます。
インターネット英会話、ネイティブ講師による個人レッスン、英会話教室など、早期英語教育で身に付いた力を継続するための方法も、考えておく必要があります。
オンライン子ども英会話については、こちらをどうぞ!
いかがでしょうか?早期英語教育にはメリット・デメリットがありますが、早期英語教育を「行ったデメリット」より「行わないデメリット」の方が各段に大きいと実感しています。
次では、ワーママの私でもできた「おうちえいご」を厳選し、5つご紹介していきます。実際に使ってみて「これいい!」と思えた教材もご紹介しているので、是非参考にして下さいね。
3.ワーママでも楽にできる!「おうちえいご」5選
(1)英語アプリ
英語アプリの良さは、スマホやタブレットがあれば「いつでもどこでも」英語タイムが楽しめるところ!忙しいワーママでも、隙間時間を英語学習の時間に当てられますよ。
私の子が幼い頃に比べると、段違いに質の良い英語アプリが多数リリースされています!是非、手軽な英語教育の第一歩として英語アプリを取り入れてみましょう。
・視力のことを考え、遊び時間を決めましょう。
・子どもが分からないところは、フォローしてあげましょう。
①絵本ナビえいご 英語の絵本が読み放題&発音採点
(引用:App Store)
・英語絵本をネイティブが朗読してくれる!
・世界中の英語絵本が大集合!
・自分の声を録音すると発音を採点してくれる!
②楽しい英語Fun English
(引用:App Store)
・言語学習の専門家監修の英語学習アプリ
・カードゲームなど、ゲーム感覚で英語が学べる
・カテゴリ別(色・動物・食べ物など)に英語が学べる
③基本英語のフォニックス
(引用:App Store)
・フォニックス(文字と音の規則性)を口の動きを真似しながら学べる!
・子ども向けの優しいフォニックスが中心
・ネイティブの発音を採用している
(2)英語の聞き流し
英語の聞き流しは、【おうちえいご】の基本のキ!英語の歌や絵本の朗読など、ジャンルを選ばずかけ流しましょう。
・ 集中して聞くのではなく「何かしながら」程度でOK!
・ワーママは帰宅後の夕飯時がねらい目!夕飯準備~食事終了までの1~2時間を聞き流しに当てましょう。
①七田式教材 さわこの一日
(引用:amazon)
¥11,000(税込)
幼児の右脳教育で有名な「七田式」の子ども用聞き流し教材。さわこの一日に密着したストーリーは、子どもの実体験とリンクしやすいのでおすすめ。
②オックスフォード出版 STAGE 1+ FIRST SENTENCES PACK (CD PACK)
(引用:amazon)
¥4,503(税込)
ネイティブの子ども達も読んでいる、オックスフォード出版の「オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)」シリーズ。かけ流しの王道として有名です!こちらは日本市場向けにCDと簡単なガイドブックがついているので、英語が苦手なママでも安心。
OXFORD UNIVERSITY PRESSでは、オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)のシリーズが豊富に揃います。是非覗いてみて下さいね。
(3)英語DVD
英語DVDは、楽しく英語に触れるのに最適!私の子ども達も、沢山の英語DVDを見て育ちました。最近ではamazonプライムでも英語アニメを見ることができるため、「おうちえいご」はここ数年で各段に取り組みやすくなりましたね。
・ワーママは帰宅後の夕飯準備の時間がおすすめ!ご飯を準備している間に英語DVDを見せましょう。
・余裕がある時には、ママパパも一緒に見て楽しむと子どもが喜びます。
①スーパーシンプルラーニング
(引用:amazon)
¥4,124(税込)
楽しい英語の歌が沢山収録されたDVD!私の子ども達も見ていましたが、かなり夢中になっていたのを覚えています。乳幼児期の小さなお子様におすすめです。
②Goomies ENGLISH FOR KIDS 幼児英語 DVD グーミーズ
(引用:amazon)
¥3,960(税込)
子どもがノリノリで見る!と話題になった英語DVD。歌はもちろん、ショートストーリーが全30話収録されていて大満足なボリュームです。
(4)英語絵本の読み聞かせ
英語絵本の読み聞かせは、長く続けたい取り組み。数えきれないほど多くの書籍がありますが、まずは子どもの興味関心があるものをセレクトしてみましょう。
・ワーママは寝る前30分の時間帯がおすすめ!いつもの絵本タイムを、一部英語絵本に入れ替えてみましょう。
・土日など時間がある時には、子どもの気が済むまで何十冊と読み聞かせてあげましょう。
①Apple Bear Cat
(引用:amazon)
¥1,100(税込)
ネイティブの子が初めてABCに出会うように、日本人の子にABCを教えてくれるのがこちらの絵本。「あ・い・う・え・お」を覚える感覚でABCに触れられます。ユーモアたっぷりの内容は、思わず笑みがこぼれること間違いなし!(乳幼児向け)
②英語でもよめる できるかな? あたまからつまさきまで
(引用:amazon)
¥1,760(税込)
子ども達が大好きなエリック・カールさんの英語絵本。英語だけでなく日本語も書かれているので、英語に苦手意識があるママでも大丈夫。動物たちの動きに合わせて、一緒に体を動かしましょう!(幼児向け)
③ふたりはともだち Frog and Toad Are Friends (英語・日本語CD付き)
(引用:amazon)
¥2,970(税込)
「ふたいりはよもだち」は、英会話教室でも頻繁に読まれている絵本です。感動的なストーリーが子どもの心に響きます。自分で英語が読めるようになった子におすすめです。(英語が読める子向け)
(5)簡単な言葉でOK!英語で話しかけてみる
ご紹介したように、おうち英語の教材は数えきれないほどありますが、ママパパが英語で話しかけることも大切なポイント。
「自分は英語が苦手だから無理!」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫!簡単な会話からで構いません。
私自身、英会話は得意ではありませんでしたが、Hello!Goodmorning!から、少しずつ挑戦しました。親子のための英会話フレーズを紹介した本なども活用しましたよ!
(引用:amazon)
¥1,760(税込)
ワーママには限られた時間しかありません。その中で英語を取り入れるのは「面倒くさい」と思うこともありますが、無理のない範囲で少しずつ挑戦してみましょう。数年後、「やってて良かった!」と思う時が必ず訪れますよ。
4.英検や英検Jr.に挑戦してみよう
「おうちえいご」の成果として、英検や英検Jr.にチャレンジしてみるのもおすすめです。
英検は、ある程度単語や文章が読める必要がありますが、英検Jr.はリスニングのみ!〇を書くだけなので、小さなお子様でも無理なく受験可能です。我が家の子ども達も、英検に挑戦する前段階として受けました。
合否もなく正答率が表記されるだけなので、今現在の英語力を確かめるのにもピッタリですよ。
早期英語教育は焦らずゆっくりが大切!
英語はいきなり上達するものではありません。時には「こんなに一生懸命やっているのに、なかなか成果が出ない…。」と落ち込むこともあるかもしれませんが、焦りは禁物!英語教育は長い目でみることが大切です。
幼児期の英語教育は、必ず花開く時が来ます!ゆっくり無理のないペースで「楽しく」取り組みましょう。