#子育て 2023/01/25

中学受験は先取りが当たり前?まだ間に合う!小4から始める効率的な学習方法3選

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中学受験塾の上位クラスの子は、当然のごとく”先取り学習”をしているのをご存じでしょうか?

ライターK

私の子は塾の特待生&最上位クラスに在籍しているのですが、そこにはこれから習うことを既に知っている子が大勢います。

「えっ…。そんな子が沢山いるの?小4から入塾予定の我が子は、ついて行けるのかな…?」と、不安になったあなたへ。今回は、まだ間に合う!小4からできる先取り学習方法”をお伝えします。

中学受験の先取りは、合格を手にするにはとても有効な方法です。先取りで成績があがると、不思議と子どものやる気もグングン上昇します。

この記事を参考に”身になる先取り”を行い、意欲溢れる通塾生活を送りませんか?

ワーママの中学受験についてはこちら。

中学受験に”効く”幼児教育についてはこちら。

1.先取り学習が”当たり前”になりつつある中学受験

(1)入塾後に驚愕!上位クラスの子は”先取り学習”が当たり前

上位クラスの子は”塾の先取り”をしている。これは、まぎれもない事実です。

塾の公開テストを受験して、我が子の点数の低さにビックリした経験はありませんか?「こんな問題が解けるいるの!?」「小学校のテストでは満点ばかりなのに、公開テストでは半分しか得点できなかった…。」、これは中学受験あるあるですよね。

では、なぜこのような現象が起きるのでしょうか?

それは、偏差値上位層の子達は既に塾の先を学習しているからです。(もちろん、全員ではありません。)

上位クラスの子達は徹底した予習と復習を行い、塾で習う何段階も先まで”先取り”しているケースが多いです。実際に私のが子のクラスでは、「和差算知ってるー。もう習った!」なんて会話が普通に行われているそうです。

私達親世代の感覚では小5から塾に通い始めるイメージがありますが、今やそれは過去の話。塾スタートは遅くとも小4で、しかも先取りまでしているのが成績上位層の現状です。

(2)プラスαで家庭教師や個別指導に通う子も

では、”先取り”とは具体的にどんなことをしているのでしょうか?

上位クラスの子達は、多くの場合”何等かの支え”が存在します。独学で先取りをするのではなく、家庭教師や個別指導を【塾+α】でつけている子が多いです。

これは、決して大袈裟ではなく事実です。成績上位層は天才ではなく、相応の努力をしている子が多いのです。

私の子も、算数の先取りをしています。塾のちょうど1年先を学んでいるため、完全に塾が復習になっている状態です。こうなると算数の授業が簡単に感じられるので、塾の宿題にヒイヒイ言うこともありません。

(3)塾の先生は本当のことを教えてくれない?

「上位クラスは先取りしている子が多いなんて知らなかった…。」

確かに、わざわざ「うちの子は先取りしてます!」なんて言う親は少ないので、このような情報はなかなか知り得ないことでしょう。私もこの仕事をしていなければ、こんな話をすることはなかったです。(笑)

これは塾も同じ。入塾時に「上位クラスは先取りをしている子が多いです。」とは教えてくれません。

最初は「先取りは不要ですよ。」と言われたのに、小5の面談時には手の平返しで「みんな先取りや予習をしています。」と言われた人も実際にいます。

塾は”とにかく入塾させたい”ので、最初に「個別指導や家庭教師で先取りしている子もいる。」なんて言いません。そんなことを言えば、入塾する子が減ってしまいますからね。

2.中学受験で先取りをするメリット・デメリット

先取りが当たり前になりつつある中学受験。親が子ども達にこぞって先取りをさせるのはなぜなのか?その理由を、メリット・デメリットからひも解いていきましょう。

(1)中学受験で先取りをするメリット

①子どもが楽

先取りは大変なように思えますが、実は結果として子どもを楽にします。

【先取りで塾の勉強が簡単になる→成績が良い→勉強が楽しい→ますます頑張る】先取りは、このような好循環を生み出します。

なんの下準備もなしに塾通いを始めると、難しい勉強を目の前に辛くなることがあります。中学受験の最重要科目、算数だけでも先取りしておくことが、結果として子どもを楽にしてあげられるのです。

②入塾後の学習がスムーズ

幼少期からコツコツ基礎固めを行い、満を持して”塾の先取り”を開始すれば、長期スパンで中学受験の勉強ができます。時間的余裕があるので、入塾後に一気にエンジンをフルスロットルにするより楽なのです。

まさに、先んずれば人を制す!入塾後に「いざ、先取り!」ではなく、入塾する何年も前からコツコツ取り組むのが、先取り学習最大のコツです。

③中学受験を楽しめる

先取りが功を奏し成績が安定すると、中学受験が楽しくなります。成績上位者に名前が載るなど頑張った成果が表れるのは、子どもの自己肯定感にも繋がります。

④いち早く過去問に移行できる

先取りをしておけば、志望校の過去問にいち早く取り組めます!

塾では一般的に6年生の夏~秋に過去問を始めますが、先取り組は5年生の段階で過去問に触れるレベルに到達出来る子もいます。

特に、中学受験の要である算数は先に進めておくのが有利!一足早く過去問に取り組めば、頭一つ抜け出すことができるでしょう。

(2)中学受験で先取りをするデメリット

①お金&時間が掛かる

先取り学習最大のデメリットは、”お金&時間”が掛かることです。

まず再前提として、塾のカリキュラムの先取りを素人の親が教えるのは困難です。元塾講師の親など、教える経験がある人なら話は別ですが、そうでない場合は下手に手を出さない方が無難です。特に、算数の解法は独特なので”プロ”に頼る方が圧倒的にうまくいきます。

そうなると、やはり”お金”が掛かります。塾+αで個別指導や家庭教師をつけるとなると、毎月結構な教育費が飛んでいきます…。

また、先取りには”時間”も必要。ハッキリ言って、入塾と同時に先取りを始めても遅いです。先取り学習を叶えるには、長期的なスパンでゆっくり&コツコツ取り組まなければ、子どもに無理が生じてしまいます。

具体的には、幼児期から小学校で習う学習の基礎(読み・書き・計算)を積み上げ、中学受験に対応できる基礎力を養います。晴れて基礎が完了したら、次は応用力や思考力を鍛えるフェーズ。という具合に、先取り学習は”段階的””ゆっくり”と勧めることが大事です。

時間とお金は掛かりますが、先取りをしていればいわゆる天才児でなくても、”特待生”に選ばれる可能性があります。私の子は、このやり方で入塾以来継続して特待生を維持しているので、結果的に塾の月謝はかなり安く済んでいます。

②やり方を間違えると子どもが潰れる

先取りは、子どもへの負担を考えながら進める必要があります。

・学習時間は長すぎないか?
・疲れていないか?
・子どもの能力を超えていないか?

など、子どもの様子を見ながら進めなければいけません。

しかし、先取りに躍起になり過ぎると”子どもの様子を見る目”が鈍ってしまいます。

子どもが疲れているのに、無理をさせてしまうようなことがあれば、いずれ先取りは破綻してしまいます。相当頑張らなれば先取りができないのは、子どもの能力を超えている証拠かもしれません。

このような状況で無理に先取りを続けると、子どもの心身を壊してしまいます。先取りをする時には、子どもの様子を十分考慮してすすめましょう。

3.まだ間に合う!小4からできる先取り勉強法

ここまで、最上位クラスのリアルな現状を赤裸々に書きました。

我が子はもう今年から入学…。お金も時間もかかるし、今更先取りなんて無理だわ…。

と、思った人も多いでしょう。

確かに、上に記した先取り方法は【幼児期から長期的なスパン】で取り組む必要があるため、既に入塾間近な子には不向きです。(※「中学受験に”効く”幼児期からの先取り方法」はこちらの記事をご覧ください。)

でも、大丈夫!まだ諦めるのは早いです。

先取りなしでも、順調に成績を伸ばすこは一定数います。その子達はどんな学習をしているのか?詳しくお伝えしていきます。

(1)塾のカリキュラムの1~2単元先を”予習”する

「今更先取りなんて間に合わない…。」という場合、”予習”の徹底をおすすめします。

特に中学受験の算数を”予習なし”で学ぶのは無謀です。それはなぜか?

塾ではテキストの全てを習うわけではないからです。

知らない人には驚愕の事実かもしれませんが、大手塾ではテキストの全てを基礎~応用まで丁寧に教えることはしません。

例えば、最上位クラスでは基礎には一切手を付けず、いきなり練習問題や応用問題に取り組みます。反対に中堅クラスでは、基礎は教えますが応用までは手が回りません。

そのため、予習なしでは塾の授業についていくのが難しくなります。そして起こるのが、”塾へのクレーム”です。

「どうして丁寧に教えてくれないんですが?」、「これじゃ、お金を払っている意味がありません。」などは、塾へのクレームでよくあるパターンです。でも、大手塾はこのような親子をすくい上げることはしません。

「成績が上がらない!」とクレームを入れる親子を待っているのは、塾を転々として最終的には中学受験から撤退…。という末路なんてことも少なくないのです。

親がやるべきことは、「成績が上がらない…。」とクレームを入れることではなく、予習&復習のリズムを確立させてあげることです。

小4からでも以下の方法で予習を行えば、塾の授業にちゃんとついていけます。算数だけでいいので、予習を習慣づけましょう。コツは、塾の1~2単元先を目安にコンスタントに予習を続けることです!

効率的な算数予習の進め方
・予習は比較的時間のある土日に行う
・長期休暇は”予習のベストタイミング”
・出来る子は長期休暇に”復習”ではなく”予習”をしている!
・予習の段階で全て理解する必要はない
・予習は分からない箇所をハッキリさせるイメージで行う
・授業で分からない箇所を分かるようにする
・それでも分からない時は先生に質問へいく

(2)長期休暇だけでも塾プラスαの強化を!

先にお伝えししたように、時間がある長期休暇は絶好の予習チャンスです。

長期休暇中だけでも”家庭教師””個別指導”を利用して、ここぞとばかりに予習を進めてみましょう。塾の冬期講習や夏期講習に参加するのもいいですが、思い切ってそちらは不参加にするのも手です。

ライターK

夏期講習や冬期講習はテキストだけ購入して家でやるのも手!予習は一人では難しいので、プロを頼りましょう。

(3)番外編:理・社は復習メイン!”クイズ”が効く

理・社は予習は必要なし!というより、算数以外を予習する時間はほぼないので、復習メインで学習しましょう。

ただし、理・社を子ども任せにしておくと悲惨な結果になります…。

まず、10歳の子に暗記系科目(理科は計算もありますが)を一人でさせるのは酷です。ポイントをまとめて覚える作業は、子どもには難しすぎます。「覚えたー!」と言っていても、実はテキストを読んで覚えたつもりになっているだけのことが多々あります。

そこでおすすめなのが、理・社クイズです。

親がテキストを読んで大事なポイントを”クイズ”にして出題してあげましょう。問題を解くのは嫌がるくせに、クイズにするとビックリするくらいはかどりますよ!

4.絶対ダメ!中学受験の危険な先取り方

最後に、絶対にしてはいけない”誤った先取り方”をお伝えします。

(1)焦って小4から急に先取りをさせる

周囲の優秀さに焦りを感じ、慌てて先取りを始めるのはよくありません。

これまで学校の宿題しかしたことがない子が、塾の先取りをするのは無謀です。先取りよりも直近の”予習”に力を入れてコツコツ地道に頑張りましょう。

無理な先取りは子どもやる気を削ぐばかりか、自己肯定感を傷つけることも少なくありません。

親は常に冷静さを保ち、子どもの様子をよく観察することが大事です。

ライターK

私自身、子どもの成績で一喜一憂していた時期がありました。でもそれって凄く疲れますし、何より無意味です!心配や不安を感じたら、コーヒーでも飲んでリラックスするようにしています。

(2)親による自己流の先取り

「小学生の勉強だろ?それくらい俺が教えるよ。」

はい。何も知らないパパの登場。中学受験あるあるですね。(笑)

パパが中学受験経験者で教えるのかなり上手。おまけに夜は18時には帰宅して、子どものペース配分を考えながら教えることができる。そんなスーパーパパなら話は別ですが、多くの場合”自己流の先取り”はうまくいきません。

むしろ、状況をさらに搔きまわして悪化させるのがおちです。

「こんな問題も分からないのか?」「そんな面倒くさいやり方はしないで、方程式を使えばいいんだよ。」こうなるともう最悪!子どもの勉強が原因で夫婦喧嘩にまで発展します。

悪いことは言いません。素人の”自己流の先取り”はやめておいた方が無難でしょう…。

(3)小さい頃から勉強漬けにする

幼児期からコツコツ地道に先取りをする。このような話を聞くと、【小さいころから勉強漬けにすること】と勘違いする人がいますが、決してそうではありません。

何度も言いますが、中学受験の先取りは長期スパンコツコツ行うからこそ効果が出ます。幼児期は、のんびり楽しく学習の土台を育む時期です。無理に勉強をさせるのではなく、とにかく褒めて勉強の楽しさを教えましょう。

中学受験に”効く”幼児教育についてはこちら。

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中学受験の先取りはよく調べてから!焦らずコツコツが大事

【中学受験は”先取り”が当たり前。】これから入塾する子を持つ親には、とてもプレッシャーに感じる言葉ですよね。

それでもこの記事を書いたのは、塾のリアルを知って欲しかったからです。入塾してみて「こんなはずじゃなかった…。」と思うより、最初から身構えていた方が精神的にも楽です。

確かに先取りをしている子は一定数いますが、全員ではありません。入塾してから地道に頑張り、第一志望合格を手にした子も大勢いまず。

中学受験は焦らずコツコツ!まずは予習&復習のリズムが確立できるよう、お子さまをサポートしてあげましょう。

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