全3回にわたりお届けしているパパさんインフルエンサーなおとさんの「育児のモヤモヤを言語化してポジティブに転換した」ツイート集。
1歳児と3歳児の育児に奮闘する中で気付いたツイートは、書籍化されるほど共感を得ています。
そんななおとさんの投稿の中から特に心に響いたツイートを、母親歴13年目のワーママ編集部員が各テーマごとに全3回に分けてピックアップし、共感の解説付きでご紹介しています。
ラストとなる第三回目のテーマは「それでも疲れてしまった時に読んでほしい」ツイートと「これからの楽しい育児のために」ヒントとなるツイートをピックアップ。
子育てで悩んだり自分を責めてしまいがちな時に、ぜひ読んでみてください。
目次
【ママの心を軽くするツイート集】育児に疲れたら読んでほしい
「育児しんどい」も「子どもが可愛く思えない」もアリです!
「育児しんどい」って言ってもいい。そのあと「でも、子どもは可愛い」って言えなくてもいい。そんな時もありますよ。めっちゃ頑張ってるんですから。めっちゃ寝不足なんですから。「育児しんどい」も「子どもが可愛く思えない」も単なる一時的な状態であって、あなたの人間性ではないですからね。
— なおと (@dynamic_ninjya) February 26, 2021
「子どもが可愛く思えない自分は親失格かも」と悩む人に伝えたい。それは、あなたが「可愛く思えない人間」なのではなく「可愛く思えない状態」なだけ。過度の寝不足、疲れピークの状態で、可愛く思う余裕がなくなってるだけ。愛情不足じゃなくて休息不足。だから自分を責めず、出来るだけ休みましょ。
— なおと (@dynamic_ninjya) May 3, 2021
このような状況が生まれてしまうのは、深いところで「何があっても聖母のような深い愛で包み込むのが正しい母親の姿」というイメージがあるせいだろうと思います。ギャーギャー泣きわめく子供を前に、声荒げたり爆発してしまう。それを愛情不足だと捉える人が多いのです。誰だってキャパオーバーになればパニックになるし感情が爆発しますよね。仕事、恋愛、人間関係。子育てだって多分一緒。でも、それは愛情不足ではなく、むしろ愛情があるから自分を責めてるのではないでしょうか。初めての子育てで自分のキャパが分からないから、水が溢れてしまう限界がわからなかっただけです。
育児に必要なのは心の広さではなく心の余裕
お風呂で長男に大声で怒鳴ってしまった。原因は、息子にシャワーを顔にかけられたから。たったそれだけのこと。先週からずっと看病つづきで、疲れとストレスのコントロールが上手く出来ていなかった。育児で大切なのは、心の広い人になることではなく、余裕のある状態を上手く保つことだと改めて思う。
— なおと (@dynamic_ninjya) May 11, 2021
怒る時というのは、親はさもそれっぽい理由を付けて叱ってしまうんですよね。もし余裕があれば「やったなー!コノー!」と、水かけ遊びになったかもしれないのに。そしてこういうことは子供が成長した今なお、定期的にやってしまいます…もちろん親の虫の居所のせいだけど。ただ13年も経てば相手は賢くなっており私の矛盾も鋭く突いてきます。その時は「成長したなぁ…」と喜びましょう。ついでに過去の過ちを笑い話に変え、10年越しの謝罪を添えて。
自分より大変な人を指標にしなくていい
「もっと大変なママもいる」って周りから言われたり、自分自身を追い込んだりしがちですよね。でも、自分より大変なママなんて、探せば絶対にいます。探すべきなのは自分より大変な人じゃなくて、自分が余裕を持って育児できる方法です。手抜きと言われようが、大事なのは子どもと一緒に笑えること。
— なおと (@dynamic_ninjya) April 8, 2021
育児に限らず日本人が好きな言葉だと思います。でも子供には個性があるし、ママにも同じくらい個性がある。子育てやママ同士を比べること自体がナンセンスだし、子育ては一番個性を大切にしていいフィールドなはず。あと、手抜きと言えば2人以上子育てをしているママは多分よくご存知かと思うのですが、2人目以降の手抜き感ハンパないですよね(笑)どんな育児でも子供はきちんと育つという証明は、あらゆる子供たちがしてくれていますよね!
ママの純粋な笑顔が見れていますか?
これから父親になる人に伝えたい。産後は「奥さんが笑えているか」を、それまで以上に見てあげて欲しい。愛想笑いじゃなく、純粋に笑えているか。「笑えない」というのは、育児ノイローゼや産後うつの兆候の1つです。「話を聴いてくれるだけで少しホッとできる」そんな存在であって欲しいと思います。
— なおと (@dynamic_ninjya) March 2, 2021
目の前の命を守るために体はきちんと動いているけど、心の中では限界を迎えてるかもしれません。ママは産後「自分がこの子の命を守らなきゃ」という大きな使命感に駆られています。そしてその責任感や自分にもできるはずという気持ちから「大丈夫」と言いがち。さらにホルモンバランスが崩れたりと体の変化とも戦っています。この時ばかりは前向きな考え方よりも「大丈夫かな」と疑うくらいがちょうどいい。産後鬱の割合は10%~20%とも言われています。
【ママの心を軽くするツイート集】これからの楽しい育児のために
赤ちゃんがうるさいのは事実!親でも不快で当たり前!
超ウルサイ。疲れがたまってちょっとゆっくりしたい時に、甲高い大声で泣かれると耳に刺さる。純粋にウルサイ。子どもが憎いわけでも、育児をやめたいわけでもなく、ただただ、その爆音がキツい。愛情とか関係ない。聴覚の問題。切り分けて考えるのが大事。不快なのは音、子どもにも自分にも非はない。
— なおと (@dynamic_ninjya) March 1, 2021
赤ちゃんの泣き声には、人が不快に感じる2000ヘルツ以上の音域が含まれるそうです。しかも一説によると、電車の高架下よりも大音量らしい。赤ちゃんにとっては死活問題ですからね。なんとかして気づいてもらわないといけない。だから不快で当たり前なんですよね。もともとそういうシステム。
— なおと (@dynamic_ninjya) March 19, 2021
目からウロコの考え方!読んで納得、それなら仕方ないよねとなりました(笑)そういえば「生まれたての赤ちゃんはおっかなくて抱っこできない」と孫が生まれるたびビビっている私の父は、「子猫が可愛いのは親でも人間でも面倒を見てもらって生き延びるためだ」と何十年にも亘り言っています。赤ちゃんに備わる全てのものは生きるためなのかもしれません(笑)
時間ができても掃除はしないよ(笑)
「育児が大変と言っても、もっと家事できる時間あるだろ?」という育児の実態を把握していなさそうな発言も、あながち間違いではなくて、確かに子どもが昼寝してる間とか、時間があると言えばあるのですが、そこで「よし!掃除しよう!」という気力が不思議なほど湧いて来ないのが、育児の実態。
— なおと (@dynamic_ninjya) March 16, 2021
一日の始まりに、頭では、心の中では毎日そう思っていた。そしてそのスケジュールを立てていた。でもいざその時間が来たら一緒に寝落ち、テレビやマンガを見る、ボーッとして時間が過ぎていくのがデフォルトだったなぁ…と思い出しました。それでも家庭はなんとかなったし、何よりその時間が1日の中で私が私を100%楽しく堪能できる唯一の時間だったのかもしれないなと今は思います。
育児はみんなの力を借りてもっと楽に楽しく!
育児は1人でやるもんじゃない。もっと親は楽してもいい。そういう前提が大事。たくさんの人に頼って、心に余裕のある状態で子どもと接するのがベスト。理想論だと思う。でも、育児もどんどんアップデートすべき。自分の時代の育児を押し付けず、子どもたちの笑顔の為にサポートできる老人になりたい。
— なおと (@dynamic_ninjya) April 5, 2021
「昔の子育ては実はママひとりでやってるわけじゃなかった」というのをどこかで読んですごく納得したことがあります。ジジババとの同居、ご近所コミュニティで子供を育てるという風土、実は現代のママ達の孤立した子育てはアップデートどころか難易度が増しています。なので、パパもママも自分たちにとってハードルの高いことは、産前に対策しておくのはとっても良い作戦です!また、「1人で育てるのはそもそも大変なことなんだ」ということを事実として理解し、社会全体で子供を見守ることはこれからの日本に必要なことかもしれません。
取り組み方や考え方を少し変えるだけで子育ては大きく変わる
全3回にわたり、テーマ別になおとさんのツイートをご紹介しました。
「三歳児神話」「良妻賢母」「男は仕事、女は家庭」等、昔ながらの価値観がママ達の子育てを窮屈なものにしているケースは少なくありません。
また、子育て=「各家庭の問題」「親の愛情次第」という価値観が暗に存在していることで、ママ達は何事も自分1人で解決しなければいけないと思ってしまいがちです。
そんな中でママ達が抱える悩みやちょっとしたモヤモヤをなおとさんは気持ちよく言語化しポジティブに向かうようにしてくれます!
なおとさんのTwitterアカウントは、育児の疲れも振り返った時、良い思い出となるような心軽くしてくれるツイートがいっぱいあります。ツイートは日々更新してくれていますので、ぜひフォローしてみてくださいね。
【その1/その2はこちらから】
つらい子育てや育児ノイローゼを吹き飛ばす!ママの心を軽くするなおとさんのツイート集 その1
つらい子育てや育児ノイローゼを吹き飛ばす!ママの心を軽くするなおとさんのツイート集 その2
<ライタープロフィール> A.O
PRIMEライター&編集者/30代/新卒入社した大手企業からベンチャーに転職したワーママ歴13年目/自分の生き方を模索しながら様々な女性の人生にふれあいたい/海外のナイトクラブと音楽が人生のスパイスです
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