#キャリア 2023/04/26

育休明けの転職はあり?リアル体験談とママの転職が難しい理由|おすすめエージェントも紹介

【広告含む】

育休明けは復帰するつもりでも、出産してみて考えが変わることはよくあります。

「もっと子育てしやすい仕事に転職したい。」、「もっと収入が多い仕事に就きたい。」、「育休前と全く違う部署に配属された…。」

など、様々な事情で育休明けに”転職”が頭をよぎる人もいるでしょう。

そこで今回は、育休明けの転職を成功させる方法】をお伝えします。

▼この記事で分かること
・育休明けに転職が難しいと言われる理由
・育休明けの転職を成功させる方法
・育休明けの転職準備を始める時期
・育休明けに転職したワーママの体験談

・育休明けの転職におすすめの企業
・育休明けのワーママにおすすめの転職エージェント

育休明けの転職を成功させるには、以下の方法をおさえることが大事です!

①転職活動を始める時期
②退職を打ち明ける時期
③ワーママ向けのエージェント選定
④転職準備の時間確保
⑤転職先のリサーチ
⑥希望条件の洗い出し

これらの下準備をしっかり行い、育休明けの転職を叶えましょう!

この記事で育休明けに転職する方法を学べば、ワーママとしてのキャリア構築がスムーズに叶うはずですよ。

「育休明けは何ヶ月で退職できるんだろう…?」「育休復帰後の退職はいつ言えばいいのかな…?」このようなお悩みがある人は、こちらの記事をどうぞ。↓↓↓

知らないと損する!育休明け3つの辞め時について、ぜひ知っておくことをおすすめします。

1.育休明けの転職は「悪」なのか?

育休明け 転職

皆さんご存じのように、【育休明けの転職はマナー違反】というイメージが強いです。事実、

・育休手当をもらっているのに、復帰後すぐに辞めるなんてズルイ。
・他人の妊娠に振り回されて、怒りすら湧いてくる!
・育休明けで2人目妊娠なんて、無計画過ぎる。

このような不満を抱く人も少なくありません。

しかし、育休明けの退職は違法ではありません。

女性 職業 意識変化

(引用:男女共同参画白|左記を元に独自作成)

【出産後も働き続けたい】と考える女性が、30年前(1992年)と比較して約40%も増えた今、ライフイベントに合わせて働き方を柔軟に変えるのは労働者の権利です。

自己都合の転職が「マナー違反」のように扱われるのは、【独身者や子どもがいない人】にしわ寄せがくる社会構造に問題があります。

ママや子供がいる人だけの責任ではないのです。

2.育休明けの転職が難しい理由4選

育休明け 転職 難しい

育休明けの転職は労働者の権利ですが、簡単ではありません。

なぜ育休明けの転職が難しいのか?主に4つの理由が考えられます。

育休明け転職が難しい理由(1)転職活動がしにくい

育休明けの転職活動はとにかく大変。

・昼間は仕事
・帰宅後は赤ちゃんの世話や家事に追われる
・きょうだい児がいる場合はその世話もある

など、復帰直後のワーママは24時間やることが尽きません。

復帰後は仕事と家事・育児の両立だけで精一杯。物理的時間的に転職活動をするのは相当ハードです。

もし運よく採用されても、【新たな仕事を覚える】というミッションまで追加されます。

「子どもとの時間を確保したくて転職したのに、逆に忙しくなった!」というケースもあるため注意しましょう。

育休明け転職が難しい理由(2)時短勤務や有給が使えないケース

・時短勤務は入社1年未満では適応されない
・有給は勤続半年以上でないと取得できない

このような企業が大変多いことをご存じでしょうか?

育児と仕事の両立のために勤務時間を短縮できる「時短勤務制度」や有給休暇は育休明けの強い味方ですが、適用対象となるには勤務実績が必要なこともあります。

「転職しなければ、時短勤務や有休が使えたのに!」と後悔しても時すでに遅し。最も時短勤務を利用したい時期に、それが叶わない事態が発生してしまうのです。

とはいえ、ワーママの受け入れ態勢が整っている企業であれば、最初から時短制度が適用されたり、無休扱いかもしれませんが新入社員の休みにも寛容なケースもあります。

育休明けに転職する時には、就業規則の確認を忘れないようにして下さい。

育休明け転職が難しい理由(3)子どもの保育園に影響がでる

育休取得後に転職してしまうと、保育園の内定が取り消されるケースがあります。(自治体による)

勤務時間・日数などが保育園内定時と大きく変わり、保育園入所の「優先順位」がガクンと下がることがあるのです。

また、自治体の入所基準によっては、新しい職場の就労予定証明書を出した場合に、現職より優先順位が下がる可能性もあります。

せっかく採用されても、保育園の内定が取り消されては元も子もありません。育休取得後に転職する時には、住んでいる自治体の規則をよく確認しましょう。

育休明け転職が難しい理由(4)収入が減る可能性もある

育休明けに限らず、転職後に年収が上がるとは限りません。

特に、「子どものため」を考えて転職する時は要注意。

・時短勤務
・在宅勤務可能
・週休3日

など、条件にこだわり過ぎるあまり、正社員ではなかったり基本給が下がってしまうケースが多々あります。そうなれば、必然的に収入が下がってしまいますよね。

一定の収入を確保したい人は慎重にならなければいけません。

ただ、子どもが小さいうちは【収入<育児】という人は気にする必要はありません。

子どもの成長はあっという間です。見逃したくない瞬間はぜひ大切にしてください。

収入は、ある程度成長してきた段階で、フルタイムに戻したり新しいポジションにチャレンジするなどして調整を図ることも可能です。

 

3.育休明けの転職者に朗報「子持ちOKの求人」は増加中

ワーママ 求人

ここまでお読みになって、「やはり今転職は難しいかも…」と思ったみなさん、諦めなくて大丈夫です!

たしかに一昔前までは、「小さな子がいる」というだけで書類審査落ち。面接にすら進めない。そんな状況がありました。

しかし、令和の今は違います。

実は今、子持ちOKの求人が増えているんです!

・女性の社会進出が進み出産後も働く選択をする人が増えた
・人手不足の加速

このような理由から、子育て中の女性を積極的に採用する企業が増加。

子持ちOKの求人もどんどん増えているのです。

最近では、ワーママ専門の転職エージェントまで登場しています。

また、コロナ禍を経て在宅ワークやリモートワークを取り入れた企業が増え、ママに限らず働き方はかなり変化しました。

育休明けの転職は簡単ではありませんが、挑戦するチャンスは十分にあると言えそうですね。

★この記事の最後では、育休明けのワーママにおすすめの転職エージェントもご紹介しています。是非あわせてお読み下さい。

4.育休明けはいつから転職活動を始める?育休明け 転職

(1)育休明けの転職活動は「復帰後」が理想的

転職活動は、育休中より「復帰後」に始めるのが理想的です。

子育てだけで精一杯なのに、仕事復帰して本当にやっていけるのだろうか。

育休中は漠然とした不安を感じ、「もっと子育てしやすい仕事に転職したい!」と考える人もいるでしょう。

しかし、実際に育児をしながら働いてみないと、分からないことが沢山あります。

・思いの他パートナーの協力が得られた
・復帰後の方がイキイキと生活できている
・忙しいけど、段々仕事と育児の両立に慣れてきた

など、育休後の仕事復帰は、あなたが思うほど過酷ではないかもしれません。

また、そもそも「育休」は復帰前提の制度です。

違法ではありませんが、育休中の転職活動は採用側から良い印象を持たれない可能性もあります。そうなれば、転職事態がうまくいきませんよね。

育休中に転職を考えている人は、まずは復帰してから判断することをおすすめします。

(2)育休復帰後の退職はいつ言うべき?「3つの辞め時」に注意

育休明けに転職をする場合には、「辞め時」にも注意が必要です。

パターン①:育休中に退職を申し出る
パターン②:育休明けを待って退職を申し出る場合
パターン③:一旦職場復帰してから1ヶ月で退職を申し出る場合

以上3つのパターンで、【金銭面に損得】に違いがあります。

どのパターンも一長一短あるので、詳しく知りたい人は下記の記事をご覧ください。

知らないと損する!育休明け3つの辞め時について、ぜひ知っておくことをおすすめします。

5.育休明けの転職を成功させる5つの方法

育児休暇明けに転職をする場合、以下の点に気をつけましょう!

(1)転職先を事前にしっかり調査

転職先の企業や業界について事前に調べ、育児休暇制度や働き方、研修制度などが充実しているかどうかを確認することが重要です。また、職場の雰囲気や上司や同僚との相性も考慮する必要があります。

(2)職務内容や勤務時間などについての確認

育児との両立を考慮して、勤務時間や休日、残業の有無などについて事前に確認することが大切です。また、業務内容や役割、責任などもしっかりと把握しておくことが重要です。

(3)希望する条件の提示

転職先に対して、育児休暇の取得や勤務時間の調整、リモートワークの可否など、希望する条件を明確に提示することが大切です。

(4)転職準備の時間を確保する

育児休暇明けは子育てや家事の負担が増えるため、転職準備を十分に行えないこともあります。

履歴書・職務経歴書・面接対策などには、それなりの時間がかかります。ベビーシッターや親戚の協力を要請して、十分な転職準備期間を確保しましょう。

また、面接や入社日などのスケジュールも調整が必要です。育児との両立を考慮して、事前にスケジュールを調整しておくことが大切です。

以上のように、育児休暇明けに転職する場合は、事前にしっかりと準備を行い、自分自身や家族のライフスタイルに合った転職先を選ぶことが重要です。

(5)子育てと両立できるか考える

転職活動の面接では、「育児と仕事を両立させられそうか」問われることになるでしょう。

しかし、実際にはワーママ生活をやってみなければわからないことも多々あります。

業務内容や勤務時間だけではなく、例えば、ママやお子さんの性格、保育園や実家は近いか、子の体調不良の時のサポートの有無、勤め先の社風や人間関係など、”仕事と育児の両立のしやすさ”には色んな要因が影響するのです。

ただ、面接を強行突破したいがために「できる」と言ってしまうのはあまりよくありません。実際に働き出してから自分の首を絞めることになりかねないからです。

冷静に自分の置かれた状況を整理し、できる限り自分とマッチした転職先を見つけることが大切です。

(6)仕事についていけない

育休明けの復職では、スキルの低下が問題となることがあります。産後は身体的・精神的な疲れや赤ちゃんの世話などで仕事に集中することができず、長期間仕事から離れることになる場合もあります。そのため、仕事復帰後には、以前と同じスキルや知識を持ち合わせていない場合があります。

特に、テクノロジーの進歩が速い業界や仕事では、仕事を離れた期間が長い場合、最新の技術やトレンドについていくことが難しくなることがあります。また、仕事に必要なスキルや知識が変化している場合もあります。

新しい会社や風土でイチからスタートする場合も、この件を意識しておく必要はあります。

ただ、産後はママ友や育児グループなどの交流が増えることがあります。そのため、社交性やコミュニケーション能力に関しては向上する場合もありますので、転職で有利と言えるでしょう。余裕があれば、スキルの低下を補うために、育休中自己啓発や継続的な学習に取り組むと安心です。

(7)ローン審査

子どもができて、マイホーム購入を検討する方は多いです。

育児休暇明けに審査が通るかどうかは、個人の状況や住宅ローン会社の審査基準によって異なります。

一般的に、育児休暇中に収入が減少することが多く、復職後に安定した収入が得られるかどうかも不確定な場合もあります。そのため、住宅ローン会社は、収入面や雇用形態、信用情報などを総合的に判断して、審査を行います。

ただし、育児休暇中でも、副業などの収入がある場合など、収入が減少しない場合もあります。また、住宅ローン会社によっては、育児休暇期間中の収入を考慮に入れる場合もあります。

そのため、転職と住宅ローン申し込みが重なる方は、事前に住宅ローン会社に相談し、審査基準や必要書類などを確認することが大切です。育休や転職はローン審査に関わってくるため、育休明けの転職を考えている方は注意しましょう。

6.育休明けに転職したワーママの体験談

育休明け 転職 体験談

育休明けに転職した方々は、どんな思いを抱えていたのか?ワーママ達の体験談をみていきましょう。

もともと仕事人間の私は、子どもが生まれて本当に愛せるのか?不安なくらいでした。でも、実際に産んでみると愛しさ爆発!「極力一緒にいたい!」という気持ちが強くなり、育休明け半年で退職しました。今は、週3日だけパート勤務しています。収入は大幅ダウンしましたが、これが私の選択です。(34歳・事務)

1年間の育休を経て仕事復帰する予定でしたが、「保活問題」に直面。認可外・認証保育園を何十件も調べたのに、ほぼ全ての園がキャンセル待ちで一向に決まりませんでした。義理両親に預けて働くことも考えましたが、どう考えても毎日は無理。思い切って育休中に退職し、転職活動を開始しました。子どもを抱えながらの転職活動は大変でしたが、運よく【企業主導型保育園】をもつ会社に内定!子どもの近くで働くことができています。(36歳・美容関係)

順調にワーママ生活を続けていましたが、子供の時短が切れる時期を見越して働きながら転職活動を開始。大手老舗企業の事務職から短時間正社員の受け入れやリモートワークに強みがあったITベンチャーへ転職をしました。兼業を続けるうちに、むしろ子どもが大きくなってもなるべく家にいてあげたいと考えるようになったんです。ベンチャーには昔からスキルを蓄えてきたライターとして入社。年収交渉もできたのでむしろ収入はアップしました。(37歳・ライター)

最後の方のインタビューはこちらでさらに詳しくお伺いしていますので、ぜひお読みください。

今のあなたが聞いたこともないような働き方を叶えているママ達は思いのほかたくさんいます!

子育てと両立できる新しい働き方を、あなたも手に入れましょう。

・育休明けすぐの妊娠の場合はこちらで解説

・育休明けママの仕事復帰体験記はこちら

7.育休明けの転職におすすめな企業の特徴

転職を叶えたワーママの話を伺いましたが、育休明けの転職に向いているのはどんな会社なのでしょうか?

育休明けの転職に向いている会社は?
・スキルや経験が活かせる会社
・子育て中の女性が活躍している会社
・女性のキャリアパスが明確に示されている会社
・女性管理職が多い会社
・女性向けのサービスや商品を扱っている会社
・男女問わず育休取得率が高い会社

このような会社であれば、小さい子を持つワーママでもストレスなく活躍できすはずです。

また、くるみん認定、えるぼし、なでしこ銘柄など、女性活躍推進の認定を受けているかどうかも、ワーママが働きやすい会社を見分けるポイントです。

さらに、おすすめなのがベンチャー企業です。

ママ達の中には、ベンチャー企業は不安だったり、偏見がある方もいると思います。

しかし、ベンチャー企業にはママが働きやすい環境や制度がいっぱい!

全員一律の出勤よりも個々のワークライフバランスを大切にしており、大手からベンチャー企業に転職をして、「こんな働き方があったのか!」「もっと早く知っていればよかった」と思うママは多いです。

こちらの記事では実際に、短時間正社員を求めて大手からベンチャー企業に転職した働く2児のママにお話を聞いています。ぜひチェックしてみてください。

そして、このような会社を見分けるためにも、ワーママ向けの転職エージェントに登録してみましょう!

8.育休明けのワーママにおすすめの転職エージェント

育休明け 転職エージェント

最後に、ワーママにおすすめの転職エージェントをご紹介していきます。

(1)ワーママの転職なら「リアルミーキャリア」

「リアルミーキャリア」は、ワーママ向けの時短求人に特化した転職エージェント。

【育児をしながら働ける求人】しかないため、子育て中の女性は登録必須です。

特に「時短正社員」の求人は他に類を見ないほど豊富。これは、リアルミーキャリアの企業努力の賜物。各企業にお願いし、地道に時短正社員求人を開拓してくれているお陰です。

その分、他の転職サイトに比べて求人数は少ないですが、大手転職サイトにはない時短求人が見つかると評判。特に、IT、WEB、人材系の時短求人は豊富です。フルタイムで働いてきた方にとって、時短求人抵抗があるかもしれません。しかし、時短求人はママとしてのスケジュールが圧倒的に組みやすくなります。

育児中のアドバイザーが無料で相談にのってくれるので、ワーママさんは登録して損はありません。

時短正社員のまま転職しませんか?

「リアルミーキャリア」
に無料会員登録する

リアルミーキャリアについては、こちらで詳しくご紹介しています。

(2)女性の就労支援に定評「パソナキャリア」

「パソナキャリア」は、創業40周年を超える老舗転職エージェント。

未経験者でも応募可能な求人から、部長クラスの求人まで、幅広い求人が取り扱われています。

また、「パソナキャリア」は女性の転職支援にも強いと評判。「女性活躍推進コンサルティングチーム」を設け、女性がキャリア相談しやすい環境を整えています。

ワーママや結婚を控えキャリアチェンジを考えている女性にも、「パソナキャリア」はおすすめです。

専任アドバイザーによる丁寧なカウンセリング!

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(3)国内最大級の求人数「doda」

業界最大級の求人数&実績がある「doda」は、必ず登録すべき転職サイト。

「転職サイト」と「転職エージェント」の両方の性質を持ち合わせているため、プロのサポートを受けながらワーママにピッタリの求人を探すことができます。

「doda」は、登録した人だけが見られる非公開求人が8割以上です。どのサイトに登録すべきか迷っているママさんは、まずは「doda」に登録してみましょう。

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9.【育休明け転職】キャリアの方向性に迷っているワーママへ

子どもが生まれてからずっと【キャリアの方向性】に悩んでいる。

子育てをしながら、本当に仕事をすべきか分からなくなっている。

「子どもの誕生」という大きな変化を経験すると、【自分の生き方そのもの】に迷いを感じる人もいますよね。

でも、それは決しておかしなことではありません。

命をかけて出産し毎日必死に育てているのですから、産後価値観に変化があるのは当然です。

それでも、「働くことも諦めきれない。」そんなあなたにおすすめしたいのが、「ポジウィルキャリア」と「キャリアアップコーチング」です。

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育休明けは転職やキャリア再構築の節目

育休明けに価値観が変化するママは多くいます。

それは決して悪いことではありません。

自分が何を一番大事に人生を歩んでいきたいか、育休明けは改めて見直すチャンスと考え、前向きに転職やキャリアと向き合ってくださいね。

 

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