#ライフスタイル 2023/02/16

共働きの家事に公平さを!5つの仕分け術&楽カジでストレス軽減[家事ハラ]にも要注意

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共働きなのに家事分担の比率がおかしい!

ゴミ出ししかしないくせに「俺って家事を手伝ってる方だな!」とぬかす旦那がムカつく。

うちの夫は”言わないと”手伝ってくれない…。家事を公平に分担したい!

このような不満を抱えながら生活しているワーママさんへ。今回は共働きの家事を公平にする秘策をお伝えします。

この記事で分かること
・共働き家事の”〇つの仕分け術”
・家事ストレス半減!”楽カジ”の極意
・夫が家事をしないのは実は妻のせい?無意識にしてしまいがちな”家事ハラ”とは?

など、共働きの家事分担にお悩みの人、必見の内容をお伝えします。

共働き世帯が全体の7割に迫る中、日本では家事=女性という意識が未だにぬぐい切れていません。夫に自ら意識改革をして欲しいものですが、なかなか難しいというのが現状ですよね。

家事がスムーにいけば、仕事やプライベートにも意欲的に取り組めます。この記事を、是非ご夫婦で読んで頂ければ幸いです。

1.共働き”子あり”の家事・育児分担は【妻=夫の約4倍】という衝撃

「共働きなのに、自分ばかりが家事をしている…。」このような悩みを抱えているのは、あなただけではありません。

(引用:内閣府「共同参画」

 

こちらのグラフは、【夫婦+子ども(就学前)の共働き世帯】における、1日当たりの家事等時間と仕事等時間を男女別に示したものです。

女性:家事育児時間 4時間38分
男性:家事育児時間 1時間57分

いかがでしょうか?

共働きにも関わらず、妻が夫の約4倍ほど家事や育児を行っていることが分かりますね。

(引用:内閣府「共同参画」

また、共働き等世帯数の推移をみてみると、令和元年には共働き世帯が1,245万世帯を超えました。なんと、共働き世帯が全体の約68%を占めるにまで増加しているのです。

それにも関わらず【家事・育児の負担は圧倒的に妻の方が多い】というのが、今の日本社会の現状なのです。

では、なぜこのような事態が起きているのか?妻と夫それぞれの言い分を、次章でみていきましょう。

2.【夫vs妻】ストレス爆発?共働きの家事分担言い分

(1)共働きの家事分担:妻の言い分

①お願いしたことだけでもして欲しい

35歳・パート

うちの旦那は、お願いした家事すらしてくれない。自主的に家事をしてくれるなんて、夢のまた夢だわ。

頼んだことすらしてくれない旦那さんも少なくありません。

・しつこく頼むと機嫌が悪くなる
・頼んでも動き出すのが1時間後

など、「もう自分でやった方が早いわ!」そんな境地に至っているワーママさんもいるでしょう。

でも、このままではいつまでたっても家事分担なんでできません!一度、腰を据えて話し合うことも大事です。

②夫の家事レベルが低すぎる

39歳・法律関係

夫の家事レベルが低すぎる。洗濯機を回したまま干さない。食器を洗っても汚れが残ったまま。これじゃ、手伝ってもらう意味がありません。毎日文句ばかり言ってしまいます。

夫の家事レベルが低すぎて、手伝ってもらうのを諦めている人もいます。

しかし、そうは言っても共働きでワンオペ家事は辛すぎますよね。夫への不満がどんどん膨れ上がり、夫婦仲が悪くなる人も少なくありません。夫の低レベルな家事が、二人目出産をためらう原因になることもあるようです。

③家事効率が悪い

38歳・メーカー正社員

うちの夫は家事効率が悪すぎます。家事に集中しすぎて子どもをみてないこともザラ。もう少しテンポよく、全方位に目を向けて効率よく家事をこなしてほしい。

実は男性と女性では脳の作りに差があり、特に”脳幹”の太さは男女の行動や思考に様々な影響を及ぼすと言われています。

【男性】脳幹が細い 【女性】脳幹が太い
メリット ・考えがブレない
・一つのことに集中する
・察する能力が高い
・同時に2つのことができる
・言わなくても分かる
デメリット ・言わないと分からない
・同時に2つのことができない
・考えがブレる

(引用:PRIME|産後の嫁がムカつくパパへ。結婚10年目!夫婦危機を乗り越えた夫から6つのアドバイス

こちらの表をみて分かるように、男性は女性のように察したり空気を読んだりするのが苦手です。

・同時に複数の家事を行う
・子どもの面倒をみながら家事をする
・空気を読んで必要な家事をする

このような”効率的な家事”は、男性には難しいことが多いのです。

ママからみると全然ダメでも、実は一生懸命家事をしていることパパも少なくありません。それなのに文句を言われると、益々家事嫌いになるので気を付けましょう。

この記事の最後では”家事ハラ”についても詳しくご紹介しています。是非最後までお読み下さい。

(2)共働きの家事分担:夫の言い分

①家事をする時間がない

36歳・IT関連

自分の場合、家事を”しない”のではなく”できない”んです。仕事がら家に帰宅するのはいつも22時をまわっており、朝も7時前には出発します。どう頑張ってもごみ捨てくらいしかできないです。

こちらの男性のように「平日は物理的に家事を手伝う時間がない。」という男性は少なくありません。確かに、平日10時を回っての帰宅では満足に家事をする時間もないでしょう。

でも、休日はどうでしょうか?

もし休日も家事をしないなら、”時間がない”という理由の裏に「実は家事が苦手。」「そもそも自分がするものではないと思っいる。」という本音が隠れているかもしれません。

②やり方が分からない

40歳・公務員

家事のやり方が分からない!文句を言いながらも妻がしてくれるので、つい頼っている面があるかも。反省…。

実家暮らしが長かったった男性の場合、単に「家事のやり方が分からない!」という人も少なくありません。この場合妻が教えれば出来るようになるので、長い目で”夫を育てる”覚悟を持ちましょう。

それより厄介なのは、次で紹介するパターンです…。↓↓↓

③家事=妻がやるものと思っている

メーカー正社員・45歳

自分が家事を手伝う意味が理解できない。僕の方が妻より圧倒的に長時間働いているし、収入も多い。それなら、妻が家事担当で僕は大黒柱でいいんじゃないの?

はい。いまだにこの種の男性はいるんです。「こんな夫いるんだぁ。」と不思議に思えたあなたは、幸せ者かもしれません。

実は、私の夫が元このパターンの男性でした。

夫の場合、自分の父親が家事をしているところを見たことがなかったらしく、なぜ自分が家事をすべきなのか本気で理解できなかったようです。「自分の方が稼いでいる。」、「時間がない。」と、何度も言われました。(今考えるとモラハラですよね!)

そんなタイプの男性なので、産後はもう地獄でした。「いつまで産後って言うんだ?」と産後4ヶ月の時に言われ、「今でしょ!?」と…。もうギャグですよね。

でも、そんな夫も今では”イクメン家事マン”に変身できました!

洗濯・ごみ捨ては毎回夫担当。玄関掃除やトイレ掃除も定期的にしますし、子どもの送り迎えや買い出しも嫌がらずにしてくれます。

では、なぜ私の夫が変わることができたのか?それは、入念な”家事仕分け”のお陰なんです。↓↓↓

3.共働きの家事を”仕分ける”5つの成功ステップ

夫が変わる!共働き家事を仕分ける5つのステップをお伝えします。

(1)ステップ1:状況の変化を理解してもらう

家事仕分けの最初のステップは、状況変化を理解してもらうための”話し合い”からスタートします。

・旦那に家事をお願いしてもしてくれない
・すぐ家事をサボる
・夫は家事を手伝う意味を理解していない

このような夫は、必ずと言っていいほど【なぜ家事分担をする必要があるのか?】が理解できていません。

「もう新婚の頃とは状況が違う。」「共働きワンオペには限界がある。」まずはこの事実を夫に話し、理解してもらうところから始めましょう。

でも、家事の話をすると夫の機嫌が悪くなる…。結局喧嘩になってじっくり話せない!

このような方は、【あなたが有利にすすむ男性との話し合い方】を是非実践してみましょう。↓↓↓

有利にすすむ!男性との話し合い方
土曜夜など時間的に余裕がある時に話を持ち掛ける
・まずは自分(妻)に気を付けて欲しい点がないか尋ねる
・改善点を言われたら「私はあなたのために変わります!」感をかもし出す
「実は私も気になる点があるんだよね。」と話を持ち掛ける
・夫婦仲良くいるために”お互い”気を付けよう!という着地点にもっていく

この話し合い方法のポイントは、【まずは自分(妻)に気を付けて欲しい点がないか尋ねる】ところです。

妻が改善点をのんでくれれば、夫側も妻の要求を承諾せずにはいられません。しかも、”お互い”気を付けよう!という着地点にもっていけば、妻が夫を責める構図にはならないため、夫も冷静さを保って素直に応じてくれる可能性が高いです。

ただ一つ、夫に改善点を言われてキレることだけはやめて下さいね。(笑)

(2)ステップ2:家事の種類を分類

夫が家事を担う重要性を理解してくれたら、次は家事の種類を分類しましょう。

①料理
②洗濯
③掃除

この3つが家事の三本柱ですが、この他にも細かな家事は沢山あります。

細かな収納や衣替えなどの収納系、生活費や保険等の家計管理、観葉植物の世話や電球替えなどの保守系など、家事は多岐に及びますよね。

これらを全てリストアップし、”家事の整理整頓”を行いましょう。

(3)ステップ3:得意不得意で分類

家事の整理整頓が終わったら、”得意不得意”で家事を分類してみましょう。

例えば、我が家の場合はこうです。

料理や収納が得意 → 料理・洋服関係・日々の掃除を担当
几帳面で細かい作業が得意 → 家計管理・洗濯・保守点検を担当

このように、夫婦それぞれの得意不得意を意識して家事分担を分類しましょう。自分が苦手な家事をするのは苦痛ですが、得意な作業ならサクサクすすみます。

(4)ステップ4:妥協できるorできないで分類

得意不得意で分類する以外に、”妥協できるか否か”で仕分ける方法もあります。

例えば妻が洗濯の仕方にこだわりがある場合、洗濯は妻が担当した方が効率的でしょう。

・決まった柔軟剤を使いたい
・アイテムによって干し方を変えたい
・手洗いor洗濯機の見極めにこだわりがある

このような細かなこだわりは、夫にはなかなか通じません。「なんで教えた通りにやってくれないの!?」という不満が湧きあがり夫婦喧嘩の種になってしまいます。

100点を目指したい家事があるなら、妥協できない側がその家事を担う方が得策です。

(5)ステップ5:時間的制約で分類

家事を分類するうえで、どうしも無視できないのが”時間的制約”です。

夫の帰りが毎日遅い場合、保育園お迎え→夕食→お風呂→寝かしつけ→後片付けまでの一連の家事育児を、妻が担うことになってしまいます。出張が多い職種の人も、物理的に家事参加ができませんよね。

このような場合、休日・朝・夜でもできる家事を夫に任せましょう。

夫が休日にできる家事 買い出し・朝食作り・リビングの掃除・ベランダ、玄関、トイレなどの掃除・子どものケア(遊びや勉強をみるなど)
夫が帰宅後のできる家事 ゴミをまとめる・風呂掃除・夕食後の片付け
夫が出社前のできる家事 ゴミ出し・夜乾燥済みの洗濯物をたたむ・洗濯物を干す・子どものおむつ替え・保育園送迎

など、隙間時間でできる家事は意外に多いです。

最近では”朝の家事=朝カジ”に力を入れるパパも増えています。夫婦が納得いく形で、家事分類を行いましょう。

4.共働きの家事を”楽”にする4つの方法

さて、夫婦の公平な家事分類が完了したら、共働きの家事を楽にする”楽カジ”の方法を考えましょう。満点の家事を目指すのではなく、手を抜くところは手を抜くのが共働き家事のコツですよ。

(1)料理は堂々とサボるべし

共働きで料理に全力投球をするのは不可能です!惣菜・外食・テイクアウトを上手に使い、負担を軽くしましょう。

夕食を作らない日は、時間に余裕が生まれますよね?

空いた時間を活用すれば、子どもと遊んだり宿題をじっくりみてあげたりすることができます。【夕食を作らない=サボり】ではなく時間を生み出す術】考えれば、罪悪感を感じることもありませんね。

でも、気になるのは栄養面…。育ち盛りの子どもに、毎日出来合いのものを食べさせるのはちょっと気が引けますよね。

そんな方におすすめしたいのが「宅食」です!

「宅食」は、健康面を気にする方向けの冷凍宅食。有名シェフ監修のメニューも多く、「とにかく美味しい!」と評判です。

・和食
・中華
・洋食
・エスニック

などから選べて、子どもが好きなメニューも沢山あります。どれも栄養バランスがとれたメニューばかりなので、日々の夕食として安心して食べさせることができますよ。

しかも、電子レンジで温めるだけでOKなものも多く子どもでも簡単に調理できます。長期休暇で留守番をする子の食事にもピッタリですね。

(2)衣類乾燥機に投資せよ

面倒な家事ランキング1位と言えば”部屋干し”ですよね。

・生乾きの臭いが嫌!
・大量に干すと本当に邪魔!
・時間をかけず乾かしたい!

このような共働き夫婦の救世主になるのが、衣類乾燥機です。

既にドラム式洗濯機の乾燥機能は使っているけど…大量に乾かせないし時間もかかる!

そんな悩みを一発で解決できるのが”ガス乾燥機”です。

ガス乾燥機の良いところは、ドラム式に比べて圧倒的に早く洗濯物が乾く点です。量にもよりますが、1時間強でフカフカに仕上がるのは感動もの!「一度使うと手放せない!」というワーママも多いです。

ワーママが選んだ!絶対買うべき時短家電はこちらでご紹介しています。

(3)掃除は”そこそこ”でOK

日々の掃除を完璧にしようとすると、パンクしてしまいます。平日の掃除はそこそこにして、細かい家事は休日を使って片付けちゃいましょう。

・玄関掃除
・寝具の洗濯
・トイレ掃除
・洗面台の掃除
・拭き掃除

このような掃除は週末にまわし、平日は最低限の家事に留めましょう。

(4)家事代行を活用

頑張っても家事が回らず追い詰められるくらいなら、家事代行サービスを活用してみましょう。

家事代行はセレブが使うものじゃないの?

このように思い込んでいる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません!共働き世帯が増えた今、リーズナブルに頼める家事代行サービスも増えています。

家事代行サービス「CaSy」は、1時間2000円代から頼める業界最安値水準!24時間365日いつでも申し込み可能なので、仕事帰りの電車で依頼できます。

ママの機嫌で家族の雰囲気は一変してしまいます。ママが笑顔で家族仲良く暮らすためにも、家事代行は有効な手段と言えるでしょう。

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家事代行サービスを使うことは「怠け」でも「息抜き」でもなく、生活を少しでも快適にする1つの方法です。
今まで家事に追われていた時間を、自分の趣味や子どもとの時間に当ててみてはいかがでしょうか?

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5.”家事ハラ”が夫のやる気を削いでいる

「夫が家事をしてくれない…。」と不満に思っている人へ。もしかすると、あなたの言動が夫のヤル気を削いでいるかもしれません!

・洗濯物のたたみ方が雑!
・お皿に汚れが残ってる!
・もう、何回注意したら分かってくれるの!

このような夫に対する妻の発言は、”家事ハラ”(家事ハラスメント)と呼ばれています。

そもそも、男性の家事スキルは女性に比べ一般的に低い傾向にあります。

そこに残業や過酷な労働環境が重なると、家事はなかなか上達しません。加えて、妻から非難や罵声を浴びせられると、夫は「もう家事なんてしたくない…。」と後ろ向きな気持ちになってしまいますよね。

共働きの家事は”仕分け術”や”楽カジ”も大事ですが、互いを思いやる気持ちが大前提です。否定や批判ばかり言うのではなく、互いに感謝の気持ちをもつことを忘れないようにしましょう。

共働きの家事は思いやりの心が大事

共働き家事の仕分け方や工夫をお伝えしました。あなたにフィットする方法はみつかりましたか?

共働きをしていると、つい余裕がなくなりパートナーを責めてしまうこともありますよね。普段は許せるちょっとした家事のミスに、目くじらを立てたくなることもあるでしょう。

でも、家事が原因で険悪なムードになるなんてもったいないと思いませんか?

きちんと家事を仕分けたら、あとは互いを思いやる心が大事です。是非、この記事を参考に、夫婦公平な家事を実現して下さいね。

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