現代社会では産休・育休を経て復帰する女性が増えていますが、「本当に子どもを産んでから、働き続けることができるのだろうか?」と不安に思っている人も少なくありません。
育休を取得予定だけど、仕事と育児を両立できるのか不安。すごく大変と聞くし、出産を機に退職しようか迷っている。
このような悩みを抱えているママもいるでしょう。
そこで今回は、【出産をきっかけに退職したママ】と【産休・育休を経て職場復帰したママ】の意見を総まとめ。
出産を機に退職するメリット&デメリットを整理しました。
出産が転機だと感じている方は、本記事をお読みになり、自分はどうするべきか判断してみてはいかがでしょうか。
②自分は退職して「よかった」と感じるタイプなのか知りたい
③出産をきっかけに退職するメリット・デメリットが知りたい
目次
1.出産を機に退職して「よかった」と感じるママの意見
それでは早速、出産をきっかけに退職して「よかった」と感じる人の意見をみていきましょう。
数年に及ぶ不妊治療を経て、なんとか第一子を無事に出産。職場では年齢的に重要な立場にいたので、当然のように育休を取得しました。しかし、復帰後に与えられたポジションは自分が望むものとはかけ離れており、結局半年足らずで退職。「可愛い我が子を預けてまでするべき仕事ではない!」という気持ちが強くなったんです。世帯収入はガクンと下がりましたが、出産前に随分頑張って働いたので貯金はあります!今はこの子と過ごす時間が幸せ過ぎて、お金には代えられません。
私の場合、産休・育休をとるつもりは最初からありませんでした。自分の母が専業主婦だったので、働く母親が全くイメージできなかったんです。贅沢はできませんが、夫の収入だけでなんとかやれています。子どもと公園に行ったり、散歩したり、そんなたわいもない日常が過ごせるだけで幸せです。私と過ごした記憶が、子どもの心に残ってくれると信じています。
産後は復帰する予定でしたが、深刻な産後鬱になり退職しました。コロナ禍で里帰りできずワンオぺ育児だったのが災いしたのか、赤ちゃんの世話をする気力がなくなり、睡眠や食事もままならない状態に…。今は落ち着きましたが、私の性格では育児&仕事の両立はきっと無理だったと思います。潔く退職したのは正しい判断でした!
いかがでしょうか?
・子育てに専念するために仕事をやめた人
・自分のキャパを考慮してやめた人
・仕事と育児を天秤にかけて優先すべき方を選択した人
など、三者三様な意見を聞くことができました。
また、退職した理由は違えど【出産を機に退職してよかった】と思えるのは、
・子どもと一緒に過ごせる毎日が幸せ
・自分には今の生活が合っている
・経済面よりも子どもとの時間が大事
など、現状に満足しているからということも分かりました。
2.出産を機に退職して「後悔」しているママの意見
続いて、出産を機に退職して「後悔」している人の意見をみていきましょう。
10年前までIT関連会社に勤めていましたが、出産を機に退職。以来、専業主婦として子育てをしていましたが、子どもが10歳になり手持無沙汰になってしまいました。そこで、過去の経験を武器に再就職を試みたのですが、10年間の間にIT業界は様変わりし浦島太郎状態。ブランクのあるおばさんが採用されるのは、かなり難しいと実感しています。
退職してよかったと思えたのは、正直、産後1年まででした。「母親なら育児に専念しなさい。」と義理母に言われてやめたのですが、家で子どもと2人っきりで過ごすのは暇でしょうがありません。私は外で働くのが好きなタイプなのでなおさらです。仕事をしたくても、子連れでは就活もろくにできません。こんなことなら、育休を取得するべきだったと後悔しています。
産休・育休を経てバリバリ働いているママ友が眩しい。私は自分が楽をするために仕事をやめたので、「これが頑張った人との差か。」と思い知らされました。高価なホテルランチに誘われた時、何とも言えない虚しい気持ちになりましたよ。こんなことなら正社員でいればよかったです。細々とパートでもしようと考えています。
いかがでしょうか?
「こんなことなら仕事をやめずにいればよかった。」と思っている人の多くは、経済面や現在の環境に不満を抱いていることが分かりますね。
そこで次では、【出産を機に退職するメリット&デメリット】をご紹介していきます。「こんなはずじゃなかった。」と後悔しないために、両者を天秤にかけ自分にとって何が最良なのか判断してみましょう。
3.出産を機に退職するメリット&デメリット
(1)3歳児神話を重視!出産を機に退職するメリット
①「ママコーチング」ができる
仕事をやめて専業主婦になったら、子どもに全力投球する余裕が生まれます。
・子どもと一緒に工作をして創造力を育む
・学習の基礎(読み書き計算)を教える
・生活の基礎をママの暮らしぶりから学べる
・外遊びを通じて四季の移り変わりを親子で楽しむ
など、高額な幼児教室に通わずとも、「ママコーチング」で教えられることは沢山あるのです。
このようなことを書くと、「保育園でも学べるのでは?」という声が必ず出ます。確かに保育園は素晴らしく、数えきれないほど多くの学びをもたらすでしょう。
しかし、保育園の中であなたの子は大多数の一人に過ぎません。
・この子はどんなことに興味があるのか?
・どんなところが苦手で、どんなサポートが必要なのか?
・○○な性格だから△△な導き方をしよう。
など、あなたの子だけに合わせた指導は、保育園では難しいのが現状です。
生まれたばかりの子どもは真っ新です。周囲の行動や言動、そして生活環境が大きな影響を与える幼少期を、お子さまと一緒に過ごせるのはとても大きなメリットと言えるでしょう。
②子どもの成長を間近で見られる
お子さまの成長を一つ一つ見届けることができるのも、仕事をやめる大きなメリットです。
・教えたことができるようになった
・自分でできることが増えた
・手伝いをしてくれるようになった
など、普段の何気ない生活の端々に、子どもの成長を感じて幸せな気持ちになるでしょう。
子どもを保育園に預けて働くママの中には、「本当なもっと一緒にいたかった。」「今なにしてるかな。寂しい思いをしていないかな。」など、葛藤しながら働いている人も大勢います。
子どもと濃密な時間を過ごせるはそんなに長くありません。10歳を過ぎると【友達>親】になり、一緒に出掛けるのもままならない!なんていう子も大勢います。
ワーママに比べると金銭的に心もとなく感じることがあるかもしれませんが、お子さまと過ごす時間は何にも代えがたい宝物なのです。
③産前産後に余裕ができる
産前産後に余裕ができるのも、仕事をやめる大きなメリットです。
仕事復帰する場合、出産後すぐに保活のことを考えなければいけません。産後のホルモンが不安定な中、慌ただしく保活をし、子どもを預け、仕事をする。これは物凄く大変なことです。
余計なことは考えず育児に専念できるのは、仕事をやめた人だけの特権と言えるでしょう。
④新たな夢への助走期間!
仕事をやめて子育てに集中している期間は、新な夢への助走期間とも言えます。
・資格を取得したい!
・次は、子育てと両立しやすい仕事にチャレンジしたい!
・在宅で働くためのスキルを身に付けたい!
など、次のステップに向けて歩きだすママも少なくありません。
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(2)経済面に困難アリ?出産を機に退職するデメリット
①受け取れる「お金」が少なくなる
産休・育休を取得した場合には、次の①~③のお金を受け取ることができます。
②出産手当金:出産のため会社を休み給料が出ない場合に支給されるお金
③育児休業給付金:雇用保険に加入している労働者が育休中にもらえる給付金
出産育児一時金は原則42万円、出産手当金は直近1年間の給料平均(標準報酬日額)の2/3が支給されます。
そして、育児休業給付金の額が一番大きく、産後8週~6か月間は賃金の67%、それ以降は賃金の50%が支給されるのです。
しかし、出産を機にやめてしまうと②出産手当金・③育児休業給付金を受け取ることができません。
出産手当金や育児休業給付金の支給額は得ていた給料によって変わりますが、出産を機に退職した場合と比べると受け取れるお金に大きな差が生じます。①~③トータルで百数十万円もらえる人も珍しくないので、よく考えて決断するべきでしょう。
育児休業給付金についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
②生涯年収が大きく下がる
当然ですが、出産を機に退職すると生涯年収が大きく下がります。
日経ウーマンによると、【育児休業を2年取得して36年間働いた場合】の生涯賃金は約2億5千万円になるそうです。しかし、【出産で退職し8年間のブランク後にパートの場合】の生涯賃金は約5千万円まで下がります。
つまり、出産を機に退職すると2億円の賃金を失うことになるのです。
お金の面だけ考えると、「産休・育休を取らないで退職なんてもったいない!」という人が多いのも納得ですね。
③再就職で元の地位に戻れる可能性は低い
「一旦退職して、出産後落ち着いてから再び就職すれば大丈夫。」と考えている人もいるかもしれませんが、子持ちの女性が再就職で元の地位に戻れる可能性は低いです。
特別なスキルや資格があれば別ですが、先に紹介したDさん(46歳)のように苦戦しているママも少なくありません。
特に、今の会社の人間関係や職場環境に満足している人は、産休・育休を取得するのがおすすめです。復帰後、「子育てと両立が難しい。」という状況になれば、その時に退職を考えればいいのです。
育休明けの退職についてはこちらの記事をどうぞ。
一方で、「今の職場が辛い。一度リセットしたい。」という人にとっては、出産はすんなり退職でいるまたとないチャンスです!
産後の転職活動は簡単ではありませんが、最近ではワーママ向けの転職サイトが充実しています。このようなツールを活用し、賢く転職活動を行うのも一つの方法です。
ワーママ向けの転職転職についてはリアルミーキャリアこちらで詳しくご紹介しています。
★産後の再就職に悩むママへ
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4.出産を機に退職して「よかった」と感じるママの4つの特徴
続いて、出産を機に退職して「よかった」と感じるママの特徴をみていきましょう。
②資格やスキルがあり復職がいつでもできる
③または、限られた収入で生活するのが苦ではない
④出産前の職場に不満がある
このようなママは、出産を機に退職してよかった!と思えるはずです。
あなたは、経済面と3歳児神話どちらを優先しますか?自分の気持ちはもちろん、家族ともよく話し合って判断してみましょう。
5.慰留を求められた時の対処法
さて、出産を機にやめようと思っていたのに、無理な引き止めにあって退職できないという人もいるでしょう。
子供のことを考えて決断しているのに、その時間はもったいないです。特に小さい子供の成長はあっという間です。
そんな時には、曖昧な態度はとらずハッキリ断るのが重要です。
・「やめます!」とズバッと言う
・退職は繁忙期を避けて打ち明ける
・期間に余裕をもって願いでる
それでもダメな時は、退職代行「ガーディアン」に相談してみましょう。
実は今、無理な慰留を求められ「会社を退職したいのにやめさせてもらえない。」という人が増えています。厚生労働省平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況によると、自己都合退職のトラブル相談は平成29年には4万件を超しています。
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出産を機に「退職」or「産休・育休を取得」どちらを選ぶかはあなた次第
出産を機に退職するのか?それとも、産休・育休を取得するのか?迷っている人もいると思いますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
大切なのは、自分の気持ちに正直な選択をすることです。
無理をして選んだ道を歩むのは、とても辛く苦しいことです。他人の意見に左右されず、今の自分や家族にとって何が最善なのか?今一度考えなおしてみて下さいね。
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そしてそれは一つ一つは大したことがなくても、初めての経験だったり、積み重なったすることで少しづつ複雑に絡み合いながら女性の負担になっていったりします。
そして「こんなこと相談していいのかな?」「誰にも言えない・・・」など心に抱えたもやもやを吐き出す場所がなく悩んでいる人もたくさんいます。
そんな悩みを私たちに気軽に話してみませんか?
もしご希望があれば、ZOOMで30分~1時間ほど、PRIME編集部のみわ&ミイが対応させていただきます。
私たちPRIME編集部のスタッフも、同じく母として妻としてワーママとして色んな葛藤と闘いながら生きてきた同じ女性です。
その経験を糧に、女性のあらゆる生き方に寄り添い肯定していきたいと本気で思い「PRIME」を運営しています。
女性は話すことで気持ちや考えがふと軽くなったり、前向きになれることが意外とありますよね。
どうぞお気軽に、言いたいこと、聞きたいことを話してください。
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