「もうママをやめたい…。」
育児や仕事で疲れ果て、母という立場から逃げ出したい!と感じたことはありませんか?
繰り返される兄弟喧嘩に散らかり放題の部屋、「もういい加減にして!ママは出ていく!」って怒鳴り散らした後には、強烈な罪悪感にさいなまれます…。
そんな悩めるママ達に提案したいのが、【ママ業1日放棄のすすめ】です。
この記事では、
・子どもを放置した方が自立する
・頼りないママの方が子育て上手
・「ママは分からない。」は魔法の言葉
など、目からウロコの考え方を多数ご紹介しています。
全て読んで頂ければ、「母としてこうあるべき!」という凝り固まった思考がほぐれ、ゆったりと育児を楽しめるようになるはずです。
「ママやめたい」と思った自分に罪悪感を感じたり、母親失格だと落ち込んだりしているあなたへ。この記事が支えになれば幸いです。
目次
ワーママのストレス原因と上手に発散する10の方法をこちらで紹介しています。
ワーママのイライラ原因と怒りを制御する方法はこちらの記事で紹介しています。
1.「ママやめたい!」は70%以上という衝撃
ズバリ、ママをやめたいと思ったことがある人は、実は70%以上もいます。
株式会社インディゴ・フィルムズの調査によると、ママをやめたいと思ったことが「毎日のようにある」、「思ったことがある」、「たまにある」と答えた人は、77%にのぼったそうです。
「ママをやめたい。」って思うなんて私は母親失格だ…。と、落ち込んでいるあなたへ。大丈夫です。あなただけではありません。むしろ、多くのママが一度は思ったことがあるのです。
2.【体験談】ママをやめたい!と感じた瞬間
では、世のママ達はどんな時に母親をやめたいと感じたのか?体験談をみていきましょう。
(1)ママやめたい体験談①:教員と子育ての両立に限界を感じたAさん
もともと子どもが大好きでやっと叶えた教師の夢。出産前は充実した時間を過ごしていました。でも、育休明けから状況が一変。職場でも子ども。家でも子ども。そんな生活に限界を感じイライラが止まらなくなりました。普通なら「もう教師はやめて、子育てに専念しよう。」と感じるのかもしれませんが、なぜか私の場合は逆で…。繰り返される子どもの体調不良。とにかく時間がない毎日。「教師を続けるのに子どもが邪魔だ。もうママなんてやめたい。」と思ってしまったんです。悪魔のような考えが浮かぶ自分を、恐ろしく感じました。
(2)ママやめたい体験談②:乳児の世話で疲弊したBさん
コロナ禍で里帰りを諦め、一人で新生児の世話をすることになった私。「大丈夫かな。」という心配が的中し、かなり不安定な時期を過ごしました。まず、赤ちゃんが生きているか不安で昼寝もできない。それに加えて夜中の授乳もあるので、まともに睡眠がとれません。部屋は散らかり放題でろくな料理も食べられず…。気づけばポロポロ涙が出る状態で、「こんな生活嫌だ…。ママやめたい。逃げたい。」と何度も思いました。
(3)ママやめたい体験談③:要領の悪さに嫌気がさすCさん
私は看護師として働いているのですが、自分の要領の悪さに嫌気がさします。仕事と育児の両立が思うようにいかず、帰宅後は保育園の迎え、夕食、入浴で終了。「育児」というより「世話」しかできていないのに、時間も体力もギリギリです。「こんなんじゃ子どもが可哀想よ。」と義理母に嫌味を言われた時には、精神が限界に!イライラが爆発して「もうママなんてやめてやる!」と家族に当たり散らしてしまいました…。
いかがでしょうか?それぞれ置かれた環境は違えど、あがきながら懸命に育児をしている様子が目に浮かびましたね。
「こんなに頑張っているのに、なぜ報われないんだろう…。」と感じる人もいるかもしれませんが、その「頑張り」があなたを苦しめる元凶かもしれません。
次章では、【ママをやめたいと「思わない人」】について詳しくお話していきます。育児を楽しめている人の意外な共通点に迫りましょう。
3.ママやめたい!と「思わない人」の特徴
実は「ママをやめたい。」と思ったことがない人には、「頑張り過ぎない」という共通点があります!
頑張り過ぎない共通点とは、具体的にどんなものなのか?詳しくみていきましょう。
(1)子育てにこだわりがない人
良い意味で【子育てにこだわりがない人】は、ママをやめたい!と思うことが少ないようです。
私達母親は、【理想の育児と現実がかけ離れている時】にママをやめたいと感じてしまいます。
・片付けをきちんとして欲しいのに、子どもが言うことを聞いてくれない。
・ゆったり優しいママでいたいのに、現実は寝不足でイライラ!
・育児と仕事を要領よくこなしたいのに、実際は計画通りに進む方が珍しい。
など、「本当は○○したい。」、「○○であるべき。」という子育ての理想があなたを苦しめているのです。
その点、そもそも最初から子育てにこだわりがなければ、理想と現実のギャップに苛立つ必要もありません。
・宿題は子どもの自主性に任せる。やらないのは子どもの責任。
・毎日の夕食は手抜きでOK。惣菜やテイクアウトも多用する。
など、育児や家事のハードルを下げてみるのもおすすめです。
★ひとりで頑張りがちなママ達へ★
子育て経験者や同じワーママの話を聞いてみたい!と思ったら、こちらの「相談フォーム」をぜひ活用してみてください。PRIMEでは、現役ワーママが何でも話を聞いてくれる相談窓口を開設しています。↓
一人で悩んでいるママやワーママへ。
PRIME編集部のワーママ歴14年目現役ママと話してみませんか?
家事・育児・仕事・妻としてー結婚・出産した女性にはたくさんの役目がついてきますよね。
そしてそれは一つ一つは大したことがなくても、初めての経験だったり、積み重なったすることで少しづつ複雑に絡み合いながら女性の負担になっていったりします。
そして心に抱えたもやもやを吐き出す場所がなく悩んでいる人もたくさんいます。
私も襲い掛かる産後うつやワンオペ育児、育休明けは会社からのマミートラックに疲弊しつつ、何とか自分を騙しながら「幸せなママ」になろうと必死でした。
でも、時間が経つにつれ我慢やもやもやに嫌気がさし、いつからか子供も大切にしつつ「自分のことも幸せにしてやろう!」という考えに変わりました。
そこに至るまでは、知人やママ友には言えないこともたくさんありましたが、人に話を聞いてもらうことで少しだけ活力になったことは事実。
女性は話すことで気持ちや考えがふと軽くなったり、結論は出なくとも前向きになれることが意外とありますよね。
もし、これをご覧になっている方で「こんなこと相談していいのかな?」「とにかく疲れた」など悩んでいる方がいたら、私達に気軽に話してみませんか?
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私たちPRIME編集部のスタッフも、同じく母として妻としてワーママとして色んな葛藤と闘いながら生きてきた同じ女性です。その経験を糧に、女性のあらゆる生き方に寄り添い肯定していきたいと本気で思い「PRIME」を運営しています。
どうぞお気軽に、言いたいこと、聞きたいことを話してください!
★二人の人物像が垣間見えるnoteはこちらから★
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「○○せねば」をやめてゆったり育児をする方法はこちらで紹介しています。
(2)出産しても自分ファーストを忘れない人
出産後も【自分ファースト】で人生を楽しむことを忘れない人は、子育てがしんどくなりません。
日本では「何より子ども優先。」、「母親が子どもより自分を優先させるなんてありえない。」そんな考えが未だに根深く残っていますが、現代社会でそれを体現するとママの心身は確実に疲弊します。
平日はワーママ、週末は家族サービス、自分の趣味は一切持たず子どもに尽くす。こんな生活をしていると、ママをやめたくなるのもある意味当然ですよね。
・たまには子どもを預けて夫婦二人でゆっくり過ごす
・一人時間を確保する
など、【自分ファースト】を忘れないママはいつも楽しそうにしていますよね。
ママが人生を楽しんでいると、自然と家族も笑顔になります!「最近楽しいことがないな。」という人は、試しに自分に時間を作ってみましょう。
(3)物理的に子どもと関わる時間が少ない人
仕事が忙しく物理的に子どもと関わる時間がないママは、意外にも母業を楽しめていることが多いです。
・子どもが登校する前に家を出て夜8時に帰宅
・平日は2時間ほどしか子どもと過ごせない
このようなバリキャリママは、休日や長期休暇を上手に使い子どもと接しているようです。
【平日は仕事】、【休日は子ども】というメリハリができているので、ストレスを抱えず子どもに向き合うことができるのですね。
このようなスタイルをとるには、パパとの連携が不可欠。夫婦がフェアに協力できる体制ができれば、ママだけに負担が強いられることもありません。
うちは共働きですが、平日はお互い仕事に全力投球しています。妻は平日でも飲みに出かけますし、仕事後にジムに出掛けたりもしていますね。それなりに費用は掛かりますが、時にはシッターさんなども利用して、精神的にも肉体的にも無理がない育児を目指しています。
妻と夫の意識格差についてはこちらで紹介しています。
いかがでしたか?
「頑張り過ぎない」を実現するために、次章では【1日ママ業放棄】について詳しくご紹介していきます。
4.真面目な方へ「1日ママ業放棄」のすすめ
真面目に頑張るママにとっては、かなり難しい【1日ママ業放棄】。でも、思い切って1日だけ実践してみて下さい。夫や子どもに起きる、思いがけない変化に驚くはずですよ。
(1)ママ業のやめ方
ママをやめるのは簡単そうで実は大変。特に、何事も完璧主義にこなしたいママにとっては、1時間でも耐えられないかもしれません。
そこでまずは、【ママ業】をやめる時の3つのルールをご提案します。
①「ママをやめたい!」と強く思った時にやめてみよう
ママ業放棄を実行するのは、「もう!ママなんかやめてやる!」と強く思った時が最適です。
真面目なママにとって、ママ業を放棄するのは物凄く難しいこと。怒りに任せてやめるくらいの勢いがなければできません。(笑)
「もうママやめるから!」と宣言したら、その日1日はママ業を放棄して下さい。
ちなみに、どうしてもママ業放棄は難しいという人は、金曜や土曜がおすすめですよ。次の日が休みなら思う存分ママ業放棄ができます。
②「ママは分からない。」というスタンスを貫こう
ママ業放棄の最大のコツは、何を聞かれても「ママは分からない。」と言い放つことです。
・ママは疲れたから自分でしてね
・ママは分からないから任せるね
・パパに聞いてみて
どうですか?しっかり者で真面目なママほど、普段絶対に口にしないワードでは?
ママお茶ちょうだいー。ママこれ何ー?その他、いかなるママ、ママコールも全部「分からない。」で片づけて、あなたは自分のしたいことをゆっくり楽しんでください。
③口出しは一切NG!
さて、ママが何も言わないと子ども達はやりたい放題。
・夜遅くなっても宿題を始める気配がない
・延々とYouTubeやゲームをしている
・部屋は散らかり喧嘩が勃発!リビングは戦場と化している
このような状況になっていても、絶対に口出しはNGです!
子ども達は何も言わないあなたを不審に思い、そろそろ様子がおかしいと気付き始める頃です。ここで小言を言っては、今日1日の努力が水の泡になります。グッと我慢をして、とにかく何も言わないようにしましょう。
(2)ママをやめると起こる3つの良い効果
さて、1日ママ業を放棄すると、夫や子どもに思いがけない変化が起きます。
②夫に危機感が生まれ率先して手伝ってくれるようになる
③ママ自身が「過剰」な世話をしていたことに気付ける
まず、夫や子どもはただならぬ空気感を察知し、率先して行動するようになるでしょう。
実は、我が家でも【1日ママ業放棄】を実践したのですが、「そろそろ宿題をしないとまずいんじゃない?」ときょうだいで声を掛け合ったり、「僕、お茶碗下げるー!」など、能動的な行動が多々見られました。
夫の方も「あれ、これヤバイやつじゃない?」と気付き、普段やらないゴミ捨てや洗濯物をし始めたので、内心笑いが出そうになりました。(笑)
そして私が気付いたのは【なんだ。みんな一人でできるじゃん。】ということです。
どうやら我が家の場合、私が過剰に手や口を出しているせいで子ども達は指示待ち人間になっていたようです。
ママがちょっと手を抜くことで子どもに能動性が生まれ、それが自立へとつながることを【1日ママ業放棄】で強く実感することができました。
5.「ママをやめたい」その気持ちを素直に認めてみよう
「ママは完璧でいなくちゃ。」
「いつもしっかり頼れる母でいたい。」
【1日ママ業放棄】は、このようなママにこそ試して欲しい方法です。
意外ですが、頼りなく当てにならないママに育てられた子は、自立心や行動力がスゴイです。なんせ、自分でやらなければ誰も手伝ってくれないわけですから、自然と逞しい人間に育つのです。
今週末は完璧主義や良い母の鎧を脱いで、心を解放しませんか?
「ママをやめたい!」と思ったら、1日くらい完全放棄しても大丈夫ですよ。心配いりません。
一旦、「ママは頼りにならないくらいがちょうどいい」と気楽に構えてみましょう。