#子育て 2022/12/19

40代でまさかの妊娠!生活が激変?仕事・体調・暮らしを見直し乗り切るコツ4選

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40代でまさかの妊娠。新しい命が宿るのは幸せなことですが、手放しに喜べない人もいるでしょう。

「本当に無事に生まれるのだろうか。」「既に上の子が2人いる。経済面が心配でたまらない。」など、ナーバスになる女性も少なくありません。

でも実は、40代の妊娠には”メリット”も沢山あることをご存じでしょうか?

今回は、アラフォーの妊娠にフォーカス。リスクや不安要素だけでなく【40代の出産ならではの良さ】をまとめました。【仕事・体調・暮らし】を見直し、40代の妊娠・出産を乗り切る5のコツもご紹介していきますよ。

この記事を読んでいる方の中には、不安動揺を抱え落ち着かない人もいるでしょう。

でも、極度に心配する必要はありません。

赤ちゃんの誕生までには、約10ヶ月の準備期間があります。その間に、この記事で紹介することを実践してみて下さいね。そうすれば、”得体の知れない不安”はきっと払拭されるはずですよ。

ワーママの第二子の産み時についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

1.40代でまさか!?自然妊娠は”奇跡”に近い

多くの人がご存じのように、40代の妊娠は簡単ではありません。

こちらのグラフは、女性の年齢と妊孕力(妊娠する力)の変化を示したものです。

(引用:一般社団法人日本生殖医学会

ご覧になって分かるように、高齢出産と言われる35歳以降は妊孕率が下がります。40歳を過ぎると、さらに減少していることが分かりますね。

「一般社団法人日本生殖医学会」では、加齢による妊孕力の低下は必然的に不妊を増加させると述べています。具体的には、25~29歳の不妊頻度は8.9%ですが、40~44歳では28.9%にまで上昇すると言われているのです。

つまり、40代の自然妊娠はまさに奇跡。とても幸せなことと言えるでしょう。

しかし、そんな風に喜べない女性がいるも確かです。

・もう40代。無事に出産できるのか不安でたまらない…。
・出産と上の子の受験がかぶる。どうしよう…!
・加齢と共に体力の自信がなくなってきた。出産に耐えられるのだろうか?
・仕事はどうしよう。40代でワーママに!?

など、40代の妊娠には数々の懸念が付きまといます。

このような不安や心配を払拭できず、”中絶”を選択する40代も少なくありません。

2020年度に中絶を選択した40代女性は1万4千人以上。この数字は全中絶件数の1割以上を占めており、20歳未満の件数よりも多いです。また、40代で妊娠した女性の約7割が中絶を選択するというデータもある程です。

参考:https://news.yahoo.co.jp

これらの数字には、妊娠を手放しで喜べない40代の切実な現状が浮彫になっていますね。

では、40代の妊娠には具体的にどのような懸念事項があるのでしょうか?次で詳しくみていきましょう。

2.出産リスクだけじゃない!40代の妊娠は”生活そのもの”が大変になる

40代の妊娠と言えば、

・流産
・難産
・子に障害が生じるリスク

など、”出産のリスク”が真っ先に思い浮かびますが、実はそれだけではありません。

ここでは、40代の妊娠が”生活そのもの”に与える影響をお伝えします。

(1)親が高齢で頼れない

産後は里帰りをしてゆっくり静養する女性が多いですが、40代の妊娠はそうも言っていられません。

40代ママの親は既に60代後半から70代になっており、産後に頼りたくても体力的に難しい場合が多いのです。

また、幼児期の”子育て要因”としても当てにならないのが正直なところ。

保育園の迎えや病気の時の子守りなど、ワーママの中には親を頼っている人が多くいます。しかし、40代ママは安易に親に頼れません。

高齢な親に子育てを任せるのは申し訳ないのはもちろん、子を危険にさらす可能性も否めません。最近では、高齢者が孫の面倒をみていて事故を起こすケースも珍しくありませんよね。

保育園の送り迎えに毎日おじいちゃんと歩いてくる子がいます。ご年齢もさることながら、少し足が悪いようで一歩一歩ゆっくり進んでいるような状態。車通りのある道で万一子どこが走り出したり飛び出したら大丈夫かな…?と見かけるとハラハラして、無事園内に入るまでつい見守ってしまいます。(32歳・医療関係)

(2)出産と親の介護が重なるケースも


40代の妊娠は、出産と親の介護が重なるケースも珍しくありません。

介護と聞くと認知症が真っ先に思い浮かびますが、それだけではありません。ガン・心筋梗塞・脳梗塞など、病気がきっかけで入院・介護が始まるケースもあるのです。

妊娠中・出産・子育てと親の介護が重なれば、相当な苦労を背負うことになるでしょう。

(3)体力的に育児がきつい

「40代の出産&育児は正直キツイ。」SNSには40代で出産したアラフォーママの苦労話が溢れています。

女性の40代と言えば、忍び寄る衰えを実感する時期。更年期障害や体力低下など、【老いと育児】が重なると肉体的にも精神的にも辛いです。

赤ちゃんの頃は寝不足と戦い、幼児になると活発に動く子どもを追い回す日々。高齢出産は増えていますが、体力面を考えると不安を感じずにはいられないでしょう。

(4)ママの健康面のリスク

40代に入ると、ママ自身の健康面にも注意が必要です。

40歳を過ぎるとホルモンバランスが変化し、婦人科系の病気のリスクが高まると言われています。出産・育児と闘病生活が重なれば、ママはもちろん子どもにも影響があるでしょう。

このように、40代の妊娠は様々なリスクと隣り合わせです。「本当に産んで育てることができるのだろうか…?」と心配になるのも当然でしょう。

しかし、不安点ばかりに注目するのはよくありません!

実は、40代の妊娠には若い人にはない”メリット”も沢山あるのです。

3.リスクだけじゃない!40代の妊娠にはメリットも多い

リスクだけじゃない!40代で妊娠する”メリット”をお伝えします。

(1)40代で妊娠するメリット①:成熟した母になれる

40代で妊娠する最大のメリットは、”成熟した母”になれるという点です。

文字通り、育児は「子どもを育てる」ことですが、そこには様々な能力が絡んでいます。

・子どもを客観視して冷静にしつける能力
・仕事、家事、育児などマルチタスクを管理する能力
・ママ友や親戚付き合いを円滑に進める能力
・子どもにより良い環境を提供し健全に育む能力

など、ここには書ききれないほど多くのスキルが必要です。

40代ママ達は、酸いも甘いも経験した”人生のベテラン”。過去の経験を育児に活かせるシーンが沢山あるはずです。

例えば、40代ママは仕事で確固たる地位を築いている人も多いはず。目が回るようなワーママ生活に見舞われたとしても、上手にタスク管理をして乗り切ることができるでしょう。

確かに、40代ママはしっかりしている人が多いかも。同じ第一子ママとは思えないくらい、頼りにしています!

40代ママの経験値は、入社数年で出産する20代ワーママとは比べ物になりません!第二子、第三子の出産ならなおさらです。

”成熟したママ”として、自信をもって子育てしていきましょう。

(2)40代で妊娠するメリット②:経済的ゆとりがある

経済的にゆとりがあるのも、40代で妊娠するメリットの一つです。

新卒から20年弱働いている女性の場合、それなりの資産が貯まっているケースが多いです。20代のように結婚後一から資産形成をする必要がないため、教育費にも余裕が生まれるでしょう。

ただし、既に上の子がいる場合は話が変わってきます。

このような方は、次章の【4.40代でまさかの妊娠!【仕事・体調・暮らし】を見直し乗り切るコツ4選】をご覧ください。

(3)40代で妊娠するメリット③:上の子に良い影響を与えることも

既に上の子がいる場合、赤ちゃんの存在が良い影響を与えることも多いです。

 

“口答えが多かった長女が、赤ちゃんが生まれて激変!私と協力して離乳食を作ってくれたり。長女との親子仲が深まりました。”(43歳・Sさん)

 

“お兄ちゃんと12歳差で弟を産みました。思春期直前で嫌がるかな?と思ったのですが、親より育児を楽しんでいます。学校から帰ると、真っ先に弟に抱き着く姿にホッコリ。”(45歳・Fさん)

など、「赤ちゃんの誕生が家族全体に良い影響を与えた!」と感じている人が多いようです。

「年の差兄弟は大変だ。」と思い込んでいる人が多いかもしれませんが、実はそうとは限らないと言えそうですね。

(4)40代で妊娠するメリット④:周囲に出産経験者が多くアドバイスをもらえる

40代ママの周りには出産経験者が多く、育児のアドバイスを受けやすいです。

ライターの私は20代で出産したのですが、アラフォーになった今”第二の出産ラッシュ”が巻き起こっています。友人から育児の質問を受けることも多く、「聞ける人がいていいなぁ。」と思うこともしばしばです。

周囲から”おさがり”をもらいやすいのも、40代で妊娠するメリットです。「年の離れた兄弟は、出産準備品にお金が掛かる!」と思っている人がいるかもしれませんが、実はそうでもないようです。

4.40代でまさかの妊娠!【仕事・体調・暮らし】を見直し乗り切るコツ4選

最後に、【仕事・体調・暮らし】を見直して、40代の妊娠・出産・育児を乗り切るコツをご紹介していきます。

(1)職場の理解を得よう

40代の妊娠は、早めに職場に報告し理解を得ることが大事です。

40代の妊娠は、マイナートラブルのオンパレードとも言われています。頭痛、腰痛、胸やけ、息苦しさ、尿漏れ、お腹のハリなど、次々に起こる体調不良に悩まされる人も少なくありません。

体力的にきつく仕事を休む日が増えたり、安全なお産のために早めに休みに入ることがあるかもしれません。業務量の相談なども含め、早めに相談することをおすすめします。

(2)上の子と向き合い丁寧に説明しよう

「赤ちゃんの誕生を上の子がどう思うか?」は、母としてとても気になるところ。特に、お姉ちゃん・お兄ちゃんが思春期に近い場合は、「もしかして嫌がるかな?」と心配に思う人もいるでしょう。

でも、過度に心配しすぎる必要はありません。下手に誤魔化すのではなく、正面から向き合い丁寧に説明することが大事です。

“命の誕生の尊さを、性教育を交えて丁寧に説明しました。”(44歳・Oさん)

 

“歪んだ性の知識が入る前に、母として赤ちゃんが誕生する素晴らしさを伝えました。”(42歳・Hさん)

上の子が心身共に負担なく赤ちゃんを迎えられるよう、根回しをすることも母の務めと言えそうですね。

(3)睡眠と休息を十分に!

40代の妊娠は体力勝負。睡眠と休息を十分にとり、これから始まる出産・育児に備えましょう。

妊娠中は、少なくとも7~8時間は睡眠時間を確保したいところです。

しかし、

・足がつって夜中に起きてしまう
・頻尿で目が覚める
・腰が痛くて寝返りが打てない
・息苦しくて仰向けになれない

など、妊娠中は睡眠不足に陥りやすい要素が揃っています。

深く眠れない時は、うたた寝でもいいのでゆっくり休むことを心掛けましょう。

(4)生活設計を見直そう

経済的に余裕があると言われる40代の妊娠・出産ですが、教育にこだわり過ぎるのは要注意です。

・やっと生まれてきてくれた我が子。最高の教育環境を用意したい!
・どんな道に進んでもいいように、万全の教育体制を整えたい。
・金銭面に余裕があるから、教育費は惜しまない。

など、遅くに生まれたからこそ惜しみなくお金を掛けたくなるのも分かります。

しかし、”老後の備え”を忘れてはいませんか?

40代で出産すると、教育費と老後の準備を並行して行う必要があるんですね。

40代で出産した場合、子どもが成人する前に定年退職になる人も少なくありません。”教育費貧乏”に陥らないためにも、しっかりと生活設計を見直すことが大事です。

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(5)「手抜き家事」の準備をしておこう

親を当てにできないアラフォーの出産・育児は、”いかに楽をするか”を考えなければいけません。

特に上の子がいる場合、産後の食事準備に頭を悩ます人も多いはず。

上の子に栄養バランスのとれた食事を準備したくても、赤ちゃんの世話に追われてそれができないママも多そうですね。

そんな時こそ頼って欲しいのが、宅食です。

・栄養バランスバッチリなメニューが揃う
・有名店監修のメニューあり
・レンチンで即食べられる

など、産後ママにとっていいこと尽くしです!

”手抜き家事”の準備を整え、アラフォーの出産・育児に備えましょう。

5.40代でまさかの妊娠!でも慌てる必要なし

40代の妊娠は「まさか!」という感覚が強く、リスクを考えると不安や焦りが先行しがちです。

でも、40代から始まる育児はメリットも多く、きちんと準備すれば乗り切れないことはありません。是非、【仕事・体調・暮らし】を見直し、尊い命の誕生に備えましょう。

素敵な出産&子育てライフが送れることを願っています。

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どうぞお気軽に、言いたいこと、聞きたいことを話してください。

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