#女性の生き方 2021/05/14

20代で専業主婦になる【インタビュー連載】家族とキャリアと私(4)後編

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第4回のインタビューを受けてくださったYさんの「20代で専業主婦になる【インタビュー連載】家族とキャリアと私(4)」後編。

パートナーと学生結婚し、大学院を卒業後に専業主婦になったYさん。前編はYさんが専業主婦になった理由と専業主婦になって変わった生活・デメリットについてお話を伺いました。後編では、専業主婦として生活する上で感じるメリットやこれからの将来に考えていることなどについてお話を伺いました。

<前編>はこちら

自分の時間があることが大きなメリット専業主婦インタビュー 20代

ー専業主婦として生活する上でメリットと感じる点はありますか?

メリットあるかな~…あっでもやっぱりストレスは少ないと思います。旦那が「会社嫌だ~」と言いながら会社に行くのを見ていると、自分にはそれがないので。もちろん、家事などの仕事は沢山ありますが、会社で働くような縛られた生活ではないので、専業主婦のメリットとして自分の時間が多いことが挙げられると思います。

ー自分の時間は何をしていることが多いのですか?

小遣い稼ぎ程度ですが、アクセサリーを作ってサロンに置いてもらって販売しています。骨格診断とパーソナルカラーを意識したアクセサリーを作っています。

ーそうなのですね!では今後それらに活かせるような資格を取る予定はありますか?

そうですね。何らかの資格を取得して、サロンやカフェなどが開けたらいいなと思っています。だから自分のやりたいことを中心に考えて生きていけるのは専業主婦のメリットだと思います。周りの友達でも、「独立したい」「何かを開きたい」と考えている人はいますが、仕事をしていると時間的にも無理だったりしますよね。専業主婦だと働いていない分時間はあるのかなあ。

家庭を支えるだけでなく、自らの趣味を楽しんでお金に換えるYさんの生活は、専業主婦に憧れを抱く女性の理想の主婦像ではないでしょうか?私自身、専業主婦になりたいと思った経験はあまりありませんが、パートナーのことを支えながらも、社会で働き、趣味も楽しむYさんの生き方は素敵で憧れを抱きます。

朝起きたら洗顔より先に洗濯!専業主婦 インタビュー 20代

ー他者の生活リズムを上手く考えながら、自分の時間も大切にしているようですね。ではYさんの一日のスケジュール例を教えていただけますか?

夫より朝早く起きて、顔を洗うよりも先に洗濯機を回します。そのあとお弁当を作って、送り出して、洗濯物を干します。これが朝一時間ぐらいに起きる出来事です。

洗濯が終わると洗い物をして、そこでひと段落するので顔を洗います。その後は午前中からアルバイトに行ったり、お義母さんと買い物に行ったりします。アルバイトは日によっては帰りが22時過ぎになることもありますが、基本的に日中はフリーです。アルバイトがない日は、15時頃には帰宅して、洗濯ものを取り込んだり、夜ごはんの支度をしたりします。…こうやって振り返ると主婦って感じですね(笑)

ーすごく朝が忙しそうですね…。

そうですね。一日の流れはこんな感じです。でもなんていうんだろう、名前が付いていない家事があるじゃないですか。排水溝のゴミを取るとか、ゴミの日の前の日は家中のゴミを集めてゴミ袋を変えるだとか。そういう感じの家事がちょくちょくあります。お義母さんは、できる方がやれば良いと言ってくれますが、そういうのはやっぱりお義母さんにはやらせないように気を使います。あとは毎回必ず「ありがとう」「ごめんなさい」は伝えるようにしています。

ー素敵な関係性で羨ましいです。では家事はパートナーとは100対0でYさんが担っている形ですか?

そうですね。そこに少し不満はあります(笑)もしかしたらこれが専業主婦のデメリットにも入るかもしれない。「家にずっといるんだから、家のことできるだろ」って相手は思うと思います。

ーどうしても「楽」って思われてしまいますよね。

楽って思うだろうし、時間あったんじゃないの?って思っちゃうと思う。仕事と家事は両方大変だけれど、大変さが違うタイプだと思うので。最初の頃は「一日何してたの?」と言われることもありましたが、怠けていたわけではないということを伝えるようにしたので、最近は大変だねと言ってくれるようになりました。

ー理解のある素敵なパートナーですね。

理解があるというか…言わなきゃわからないので、思ったことは言うようにしています。教育してる気分(笑)

どうしても「楽」と思われてしまうのが専業主婦の悩みどころ。朝誰よりも早く起きて、家庭のことを全てやる専業主婦の仕事は、会社員の仕事と比べたら楽だなんてことは一切ありません。専業主婦の仕事を年収換算すると500万近いとも言われています。パートナーと、お互いの生活の大変さを理解できる関係性が結婚生活には必要不可欠だと感じました。

家族と過ごす時間を優先したい専業主婦 インタビュー 20代

ーここからは、Yさんの未来についてお聞きしたいと思います。これから先、ずっと専業主婦でいたいと思っていますか?それともどこかのタイミングでフルタイムで働くことも視野に入れていますか?

これから子どもができたら余計フルタイムでの勤務はできないと思うし、もうできないかな(笑)お金が本当に足りない切羽詰まった状況であればフルタイムで働くことも考えますが…。贅沢しない程度でやっていけるのであれば、家族と過ごす時間を優先したいです。

ー子どもの話が少し出てきましたが、パートナーと子どもの話をする機会はありますか?

結構早い段階からしています。私が30歳になるまでには2人欲しいと言われています。ですが子どもは授かりものなので、もし何かの原因で子どもができないのであれば、それこそフルタイムで働く可能性も出てきますが、今のところは子どもができる方向で人生を考えています。

ー子どもができたら、さらに生活リズムも変わりますよね。

優先順位が子ども第一になると思うので、自分のこととかできなくなるし…自分の時間がとれなくなるのはちょっと嫌ですね。ですが義父母と同居しているので、子育てを助けてくれるという良い点もあります。

今までは家事の隙間にあった自分の時間も、子どもができたら子どものための時間になりかねません。子どもができた際にYさんが今のようにやりたいことをやっていくためには、家事・育児の分担をどう行うか、義父母にどう子育てを手伝ってもらうかが大きな鍵になりそうです。

「結婚がゴールじゃない」って本当にその言葉通りだなぁって…専業主婦 インタビュー 20代

ー女性が働くことが主流になった現代でも、専業主婦になりたいと考えている女性が一定数いることが様々な調査でわかっています。実際に専業主婦として家庭を支えるYさんから、専業主婦を目指す方にアドバイスはありますか?

専業主婦になりたい理由が「夫の全てを支えてあげたいから」なのか「働きたくないから」なのかで大きく違うとは思うのですが…現実的に、金銭的な問題をクリアにしなくてはいけないので、夫と話すことがまず第一だと思います。現実的な話を夫とした上で、自分と夫の生活リズムをすり合わせてみて、専業主婦になれるかどうかがわかると思うので。

私は、結婚してみて「結婚がスタート」だと感じる感覚がすごくあって。「結婚がゴールじゃない」ってよく言われているように、結婚して生活が大きく変わりましたし、子どものことや結婚式のことなど、自分一人の問題ではないことが増えました。だからこそ、専業主婦として生活するということを、どこまで現実的に考えられるかが大事だと思います。

ーそうですよね。結婚は夢物語ではないと改めて思いました。では、専業主婦は、家事で家庭を支えて毎日働いているにも関わらず、社会に出たら「何もしてない人」とみなされる現状が社会にはあると思います。もしパートナーと何らかの原因で離れることになった場合に専業主婦でいるリスクについて考えることはありますか?

凄く考えます。だから貯金はちゃんとしようと思っています。確かに、一般論的に社会で働いた経験がない専業主婦の方が正社員として就職しずらいという現状はあると思うので、私は何か資格を取ろうと思っていますし、カフェを開こうと思ったり…。ほら、今だったらYouTubeとかで簡単に経営とか学べる時代ですしね。夫がいなくなった時のことも考えますし、なにより私の親がすごく言ってきます。私の両親は専業主婦になることに反対していたので。

ーそうだったのですね。

両親は私が幸せならいいよと言ってくれるのですが、学費を出してくれたり、留学させてくれたりもしたので、”もったいない”という想いは強いと思います。だからこそ、そこは親孝行のつもりで何かしら、起業ではないですが、公文やカフェなどができたらなと思います。

ーYさんのように、今後のことを考えたり、趣味を持ったりすることは専業主婦として生活していく中ですごく大事だと思いました。

大事だと思います。それは先輩専業主婦としてアドバイスしたいことかもしれません。今の時代離婚だけでなく、リストラや死別なども少なくないので、お金を稼ぐ方法は身につけておいた方がいいと思います。まずは考えてみるだけでもいいと思います。あと、一般的に専業主婦は生活範囲や交友関係などといった自分の世界が狭くなりがちな気がするので、人との繋がりや人脈を大切にするのも大事だと思います。

「結婚がゴールではない」という言葉はよくドラマなどでも耳にしますが、実際に専業主婦として生きるYさんの口から聞くと、結婚のリアルがよく理解できました。また、専業主婦として今の生活に満足するのではなく、自分の新たな可能性を模索する姿や、万が一のために備えておくYさんのお話は凄く印象に残りました。

専業主婦インタビュー 20代

<編集後記>

主流ではなくなった「専業主婦」という生き方を選んだYさん。
インタビューを通して、Yさんは固定観念などに縛られず、周りからこうするべきだと言われても、自分を信じて自分の道を切り開く強い女性に見えました。

そんなYさんのお話から、専業主婦になる選択や、外で働く選択、その他何を選んだとしても、ステレオタイプなキャリアの描き方をする必要はないと感じました。
また、専業主婦はキャリア的に職歴が低いとされてしまう現状はあるものの、本人達はキャリアを諦めたわけではなく、働く一社目として家庭を選んだイメージであるべきだと思いました。

キャリアチェンジの際に、専業主婦の経験が足かせにならない社会にこそ明るい未来があると確信しました。

取材・文:ナギユリ

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