シミに効果のある医薬品を知りたい!
私のシミに効果のある医薬品を使いたい!!
そんなあなたに、今回はシミに効果のある医薬品を紹介します♡
目次
1. シミの原因って?
シミのケアを始める前に、なぜシミができるのか、原因を知っておきましょう!
シミのできる最大の原因は「紫外線」です。
紫外線を浴びると、「メラノサイト」の働きが活発になり、黒色メラニンが過剰に生成されます。
通常、メラニンは肌の「ターンオーバー」によって体外へ排出されます。
しかし、紫外線のダメージが積み重なることで肌のターンオーバーが乱れ、メラニンが排出されづらくなります。
その結果、メラニンが徐々に蓄積され、肌が部分的に茶色く変化し、「シミ」となります。
2. 医薬品って何??
「医薬品」、「医薬部外品」、「化粧品」はそれぞれの目的によって分類されています。
①医薬品
病気や怪我の治療を目的とした薬で、厚生労働省にに認められた効果・効能を持つ有効成分が配合されています。
医師が処方するものや、薬局やドラックストアで手軽に手に入るものもあります。
②医薬部外品
予防や衛生を目的として薬のことで、医薬品と化粧品の中間にあたります。
厚生労働省で認められた有効成分が一定濃度配合されています。
③化粧品
肌や髪を清潔にする、美しく見せる、健康を維持するなどを目的としたものです。
3つの中で1番、体への作用が緩やかです。
今回は、「治療」を目的として作られた、医薬品の中でも、シミに効果のあるものを紹介していきます♡
3. シミに効果的な医薬品の選び方
(1)オススメ成分配合のものを選ぶ
シミへの効果が期待できる、5つの成分を紹介します。
パッケージ裏や公式サイトで、どんな成分が配合されているかを確認しましょう。
|トラネキサム酸
「メラノサイト」に働きかけてメラニンの生成を抑え、シミへの効果が期待できます。肌荒れへの効果も期待できる成分です。
|L-システイン
メラニンの生成を抑える他、肌のターンオーバーを促進します。
|ビタミンC
メラニンの生成を阻害し、メラニン色素を無色化する還元作用があります。
|ビタミンE
ビタミンCの働きを助ける効果があります。また、メラニンの生成を促進する活性酸素の働きを抑える効果が期待できます
<シミ対策にオススメの成分>
トラネキサム酸・L-システイン・ビタミンC・ビタミンE・ハイドロキノン |
(2)シミのタイプによって選ぶ
シミのタイプによって、特に有効とされている成分があります。
あなたのシミに効果のある成分が配合されているものを選びましょう!
①肝斑
頬骨から下にかけて左右対称に広がってできるシミです。
妊娠や出産などを機にできることが多く、主な原因は紫外線ですが、ホルモンバランスの乱れが影響しているとも言われています。
肝斑には、メラニンの生成を抑制する、トラネキサム酸やビタミンCが効果的と言われています。
<効果的な成分>
トラネキサム酸、ビタミンC |
②炎症後色素沈着
ニキビ跡や傷、火傷などの後に色素沈着した状態(シミ)です。
時間の経過と共に薄くなり、半年から1年程度で消えると言われています。
炎症後色素沈着には、ビタミンCやL-システイン、美白効果の高いハイドロキノンが特に有効とされています。
<効果的な成分>
ビタミンC、L-システイン |
③日光黒子(老人性色素斑)、そばかす
【日光黒子】
これまで浴びた紫外線によるダメージが積み重なって生じ、頬骨など紫外線のよく当たる箇所に生じることが多いです。
大きさは、数ミリ〜数センチに及ぶものまであり、時間の経つと色が濃くなる傾向があります。
【そばかす】
そばかすは、数ミリ程度のシミが複数、鼻を中心に頬骨のあたりまで広がっていることが多いです。
日光黒子、そばかすには、メラニンの生成を抑制するビタミンC、活性酸素を抑制するビタミンB、ターンオーバーを促進するL-システインが有効とされています。
<効果的な成分>
ビタミンC、ビタミンB、L-システイン |
おすすめの医薬品はこちらでご紹介しています!
【飲み薬でシミ対策ってどうなの?】 飲み薬のメリットとオススメ成分とは
4. 市販と皮膚科処方の医薬品の違いについて
一言で医薬品と言っても、ドラックストアやインターネットなど、市販で手軽に購入できるものから、医師の処方するものまであります。
その違いについて大きく分けて2つ説明します。
|主成分の含有量
「主成分の含有量」に違いがあります。
<皮膚科処方>
診察で皮膚の状態をチェックし、1人1人の症状に合うように調整し処方されます。そのため、主成分の含有量を多くすることが可能です。
<市販薬>
薬局やドラッグストア、インターネットなどで自分で選んで購入できる薬です。
成分の含有量が多いと、その分効果が高くなりますが、同時に副作用のリスクも高くなります。
医師が継続して観察出来ないなどの理由から、主成分の含有量は皮膚科処方のものに比べると少ないです。
|成分
皮膚科処方と市販の医薬品では、含まれている「成分」にも違いがあります。
<皮膚科処方>
特定の症状に対し、適した成分が高濃度で配合されています。
<市販薬>
複数の症状に対してある程度の効果があるよう、複数の成分が低濃度で配合されています。
市販薬は通院の必要がなく、手軽に手に入るというメリットがありますが、「より効果的に治療したい!」という方には、自分の症状にあった薬を処方してもらえる、皮膚科処方のものをオススメします。
5. 通院不要?!皮膚科処方の医薬品の購入方法
忙しくて病院にいけない!緊急で薬が欲しい!
そんな時、皮膚科処方の医薬品を購入する2つの方法を紹介します。
(1)オンライン診療
オンライン診療では、病院に行かなくても好きな場所で診療を受けることができ、自宅に直接薬を届けてもらうことが可能です!
(2)「零売」
零売とは、「一部の医療用医薬品を処方箋無しで販売する」制度です。
医療用医薬品とは、医師が処方し薬剤師が調合する薬です。
|処方箋医薬品
医療用医薬品のうち、医師の処方箋が絶対に必要なものを指し、零売で取り扱うことが出来ません。
糖尿病の薬や抗生物質などが含まれます。
|処方箋医薬品以外
医療用医薬品のうち、医師の処方箋が必須ではないもので、零売で取り扱うことが可能です。
6. シミのタイプ別!美容医療
もっと早くシミを消したい!
そんなあなたに、シミのタイプ別に効果的な美容医療をそれぞれ紹介します。
(1)肝斑・炎症後色素沈着:ピコレーザートーニング
肝斑、炎症後色素沈着の治療は「ピコレーザートーニング」がオススメです!
メラニン色素のみを破壊するため、ダウンタイムがなく、これまでのレーザー治療より少ない治療回数で高い効果が期待できます。
毛穴の引き締めやシワ、たるみなど様々な肌悩みの改善にも効果が期待できます。
また、治療後に軟膏やテープを貼るといったダウンタイムもなく、当日からメイク可能です。
(2)日光性黒子(老人性色素斑)・そばかす
:ピコトーニング・IPLフォトフェイシャル
日光性黒子、そばかすには先ほど紹介した「ピコトーニング」と「IPLフォトフェイシャル」がオススメです!
IPLフォトフェイシャルとは、IPL(Intence Pulse Light)という光を肌に照射し、シミやそばかす、くすみ、ニキビなどを様々な肌悩みに効果的な美容医療です。
ダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイク可能です。
7. まとめ
今回はシミに有効な「医薬品」を紹介しました。
シミの種類によって効果的な薬や治療法は異なります。
悩む場合は、医師の診断を受け、自分の肌にあった医薬品を処方してもらうことをオススメします。
あなたのシミにぴったりの薬、治療法を選択して、パッと明るい美肌を目指しましょう♡